テニス錦織圭が東京五輪開催に疑問符!選手からの五輪開催慎重論で中止に向かう?

錦織圭選手五輪に慎重意見 スポーツ
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テニスの錦織圭選手が、出場しているイタリア国際1回戦に勝った後の会見で、東京五輪開催について疑問符を投げかけました。

東京五輪について「死人が出てまでも行われることではない」と発言。

大坂なおみ選手が言ったように「どう安全にプレーできるか、議論する必要がある」と慎重な姿勢を示しました。

バッハ会長の来日はキャンセルになり、医療はいよいよひっ迫し、選手からは議論を求める発言、東京五輪はついに中止に向かって動き始めたように感じます。

さっそく調べてみましょう。

錦織圭選手が東京五輪開催に疑問符発言

錦織圭選手は10日、出場しているイタリア国際1回戦に勝った後の会見で、東京五輪の開催について「(新型コロナで)死者がこれだけ出ているということを考えれば、死人が出てまでも行われることではない」と発言しました。

「今回(イタリア国際)のような100人規模の大会じゃなくて、1万人が選手村に集まって大会に参加する。だから、簡単じゃないと思う。特に今、日本で起きている状態は、うまくはいっていない。日本だけじゃなく、世界中で今、起こっていることを考えなくてはいけない。まだ2、3か月ある。今何かを言うのは難しい。ただ、今は保留していても、いつかは決めないといけない。もしそれが今なら、とても難しいと自分は思う」と述べた。

大会は、外部と遮断した“バブル”を構築して行われる。「安全に開かれるなら開かれるべきだけど、この状態で僕は何とも言えない。選手村で100例、1000例の感染者が出るかもしれない。コロナはとても容易に拡大してしまうから。だから(大坂)なおみが言ったのと同じようなことを言いたい。どう安全にプレーできるか、議論する必要がある」と提起した。

引用:スポーツ報知

錦織圭選手は昨年8月に新型コロナに感染

錦織圭選手自身は、昨年の8月に新型コロナに感染したことを公表しています。

練習拠点のフロリダ州で発熱や倦怠感を訴え、検査を受けて感染がわかりました。

自主隔離を続けて再検査を受けましたが、再び陽性の判断で全米オープンは欠場しています。

「究極を言えば、1人でも感染者が出るならあんまり、気は進まないですけどね。例えばだけど、死人が出ても行われることではないと思うので。究極的には、一人もコロナ患者が出ない時にやるべきかなと思いますけどね」

というのは、とても正直な発言だと思いますが、錦織選手の立場でこの発言をするのは実は覚悟の要る大変なことだと思います。

きっと批判する人が出てくるでしょうし、選手の中には錦織選手の発言に腹を立てる人もいるかもしれませんから。

大坂なおみ選手の発言はどうだった?

錦織圭選手は発言の中で「(大坂)なおみが言ったのと同じようなことを言いたい」と言っていますが、大坂なおみ選手はの発言はどうだったでしょうか?

大阪選手は9日にイタリア国際出場を前にオンラインで記者会見し、新型コロナウイルス感染拡大の影響により今夏の東京五輪開催に反対する声が日本国内で根強い点について、「人々がリスクや大きな不安を感じるのなら、今されているように絶対に議論すべきだ」と話しています。

選手たちは人々に歓迎されて東京五輪に参加することを望んでいて、どうしても五輪を開催してほしいと言っている選手は見当たりません。

大坂なおみ選手も「私は選手だし、生涯待ち望んでいたようなものなので五輪は開催されてほしい」と話していますが、五輪に参加したいからどうしても開催してほしいとは言っていません。

もちろん、選手たちが東京五輪の開催の可否について判断するわけではありませんし、池江璃花子選手に対する五輪出場辞退要請など全くのお門違いです。

では、どうして錦織圭選手や大坂なおみ選手はわざわざ「議論すべきだ」と発言したのでしょうか?

選手が「議論を」と発言することの異常さ

本来なら、選手は五輪大会に参加する立場で、開催の可否を判断する立場ではありませんから、開催する、または中止するという判断が出ていれば、錦織選手も大坂なおみ選手もわざわざ発言しなかっただろうと思います。

もう時間がない、ギリギリの状況だと思われるのに誰も中止の判断しない状況が異常なので、選手が「議論すべきだ」と発言するような異様な事態になってしまったのです。

それでは、誰が議論すべきなのでしょうか?

IOCと、日本政府と、東京都でしょう。

開会式の予定は近づいてきますが、そもそも議論は進んでいるのか、果してどこかで議論がされているのかどうかさえ見えない状況です。

誰が東京五輪の開催中止を決めるのか

まさか開会式の前日に開催を中止するのは無理でしょうから、もうタイムリミット、いい加減に肚を括ったらどうかとは思いますが、誰が肚を括ればいいのかもわかりません。

菅首相ですか?小池知事ですか?それとも橋本聖子会長ですか?

ここまで来て、それすらも見えない状況は相当に異常だと感じます。

責任の所在はどうもはっきりしませんが、菅首相でも、小池都知事でも、橋本聖子会長でも、「強行開催」または「中止」どちらかを誰かが言いださないことには、このままズルズルと開会式になだれ込むことになってしまいそうです。

錦織選手の発言は、菅首相や小池知事や橋本聖子会長の耳に届くでしょう。

錦織圭選手の発言がきっかけとなって「そうか、死人が出てまでも行われることではないな」と考える人が増えれば、議論も自然と中止に向かって進んでいくでしょう。

もう遅すぎるぐらいですが、まだギリギリ間に会うでしょうか?

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