アマビエのデザイン盗用して日本酒ラベルに!デザイナーは大洲市在住沖野恭平氏?

アマビエ盗用トレパク 話題
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妖怪アマビエとヨゲンノトリをラベルにデザインした厄除けの清酒が発売されましたが、肝心なアマビエのデザインが盗用されたものでした。

元のアマビエを描いた絵師がツイッターで告発したことで、トレパクがばれてしまいました。

盗用したデザイナーは大洲市在住の沖野恭平氏のようです。

清酒のラベルのデザインされていたアマビエと、元のアマビエを較べてみたいですね。

さっそく調べてみましょう。

「アマビエ」と「ヨゲンノトリ」をラベルにデザインした清酒

アマビエとヨゲンノトリがラベルにデザインされた厄除けの日本酒が発売されたのは、去年の7月でした。

妖怪アマビエが話題になったのは新型コロナの流行と同時期でしたから、2020年になってすぐ頃ですね。

厄除けのお酒を売ろうと決めた清酒メーカーが、厄除けの象徴としてアマビエとヨゲンノトリを使うことにしたのは時流に乗ったアイデアだったことになります。

新型コロナウイルスの感染拡大で一躍有名になった妖怪「アマビエ」と「ヨゲンノトリ」をラベルにデザインした清酒「災ヒ封ズル厄除ノ酒 封ジノ酒」が発売された。愛媛県大洲市などの蔵元4社の共同企画。地元の八幡神社で厄よけの祈念も行っており、新型コロナの“清めの酒”として人気が出そうだ。

引用:産経新聞

絵師がデザインの盗用に気付いてツイート

ところが、厄除けの清酒のラベルにデザインされていたアマビエは、デザイナーとは別の絵師の作品でした。

気付いた絵師がツイートでそれを告発しました。

「トレースしてる時、人から褒められた時、どんな気持ちだった?」と問いかける絵師の桂つかささんの言葉に多くの人が反応したのは、盗用されて「腹立つのと悲しいの半々」な気持ちを経験したことがある人がたくさんいるからだろうと思います。

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元のアマビエと盗用されたアマビエの比較

アマビエを盗用された絵師の桂つかささんがツイートした画像がこちらです。

元絵と、日本酒ラベルのアマビエを比較して見せてくれています。

アマビエ盗用

↑こちらが日本酒ラベルのアマビエ。

アマビエ盗用画像

↑こちらは桂つかささんによるアマビエ。

アマビエ盗用比較

↑こちらが盗用されたラベルのアマビエと桂つかささんによるアマビエの比較。

アマビエは元々が妖怪ですから、名前は知っていても姿かたちを見た人がいるわけではありませんが、古文書に描かれていたアマビエの姿はニュース番組などでたびたび目にしました。

長い髪、三本足、くちばしとウロコを持つという特徴のある姿は、いろんな絵師が描いて公開しました。

その中から日本酒ラベルのデザイナーが選んだのが桂つかささんによるアマビエだったというわけです。

ヨゲンノトリもトレパクだったことを絵師が発見

アマビエとセットで作られた日本酒ラベルのヨゲンノトリ。

ヨゲンノトリも別の絵師が描いたものをトレパクしていたことを桂さんが発見してしまいます。

そして、ヨゲンノトリを描いた絵師さんが名乗り出ます。

そしてヨゲンノトリはTシャツになって販売されていました!これ…すごくすてきなTシャツですね!正規デザイン絶賛販売中です!

なんとアマビエグッズも販売されていました!アマビエだけじゃなくて河童も。カッパかわいい~!

トレパクはもちろん犯罪である

トレパクはもちろん犯罪です。

デザイナーなら、デザイナーでなくても誰でもわかっていることです。

犯罪であることはもちろんですが、どんなに恥ずかしいことであるか知らない人はいません。

桂つかささんは酒造メーカーに問い合わせをして対応するそうです。

トレパクしたのはデザイナーの沖野恭平氏

アマビエとヨゲンノトリのデザインを盗用したのは、デザイナーの沖野恭平氏であることがわかりました。

厄除けのお酒を企画販売した清酒メーカーは、盗用を知らなかった可能性があります。

デザインを依頼した蔵元の人たちは、デザイナーが持ってきたアイデアを見て「いい」とか「悪い」とか言っただろうと思いますが、まさか盗用したデザインだと疑って確認したりしないだろうと思うからです。

アマビエ厄除け日本酒画像

となると、このアマビエとヨゲンノトリの盗用はデザイナーである沖野恭平氏の責任になりますが、沖野氏フリーランスで仕事をするデザイナーのようです。

豊予社という印刷会社が関与している?

「弊社の支援実績も含めて、クライアントさんからOKいただきましたので紹介です。」としてアマビエとヨゲンノトリがデザインされた「封ジノ酒」を紹介している印刷会社があります。

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四国の最西端、
愛媛県八幡浜市の印刷会社
株式会社豊予社
代表取締役 菊池史行です。

愛媛県八幡浜市の印刷会社で、広告代理店のようなお仕事もされているようですね。

 また弊社の大事な取引先である、地元の4蔵元(養老酒造・酒六酒造・千代の亀酒造・協和酒造)もコロナ禍で売上が半減になって苦境に立たされているという状況でした。
そのような中で、偶然に大洲市出身大洲市在住のグラフィックデザイナー、沖野恭平氏との出会いがあり、4つの蔵元さんが「大洲藩」という御旗の元ひとつになり、コロナウイルスも含めて周りの様々な悪しきものを封じ、地域繁栄、産業隆盛の願いを込めた「封ジノ酒」ラベルの日本酒をつくり、売り出そうということになりました。

引用:株式会社豊予社・制作実績紹介

「偶然に大洲市出身大洲市在住のグラフィックデザイナー、沖野恭平氏との出会いがあり」と書かれていますが、詳しい経緯はわかりません。

この豊予社という印刷会社は、ラベルの印刷だけを請け負い、デザインは沖野恭平氏が請け負ったのかも知れません。

あるいは、豊予社が企画から丸ごと引き受けてデザイナーとして沖野恭平氏を使ったか、どちらでしょう?

豊予社が「弊社の支援実績も含めて、クライアントさんからOKいただきましたので紹介です。」と紹介しているので、後者である可能性もありそうです。

沖野恭平氏、株式会社 Tryfe(トライフ)から削除される

沖野恭平氏の名前で検索をかけると「株式会社 Tryfe(トライフ)」というホームページにデザイナーとして名前が掲載されていたのですが、削除されました。

沖野恭平氏は、株式会社 Tryfe(トライフ)の、業務委託先の【フリーランスで活動されているデザイナーさん】であることが確認されました。

現在 Twitter で騒がれているデザイナーが、
当サイトに掲載されていたため、
お問い合わせをいただきました。

該当のデザイナーは、
弊社の業務委託先の【フリーランスで活動されているデザイナーさん】です。

弊社は本件には全く関係がありませんので、
お問い合わせいただいてもお答えできかねます。

フリーランスで活動されている方のため情報が少なく、
ご本人の名前で検索すると弊社サイトが表示されるようです。

ご用件のある方は、
ご本人までご連絡いただきますようお願いいたします。

引用:株式会社 Tryfe(トライフ)

アマビエ日本酒ラベル盗用事件まとめ

愛媛県大洲市などの蔵元四社が、妖怪「アマビエ」と「ヨゲンノトリ」をラベルにデザインした清酒「災ヒ封ズル厄除ノ酒 封ジノ酒」を発売した。2020年7月。

ラベルにデザインされたアマビエが、自分の描いたアマビエとそっくりであることを発見した桂つかささんという絵師が、ツイッターで盗用を告発。

もう一方のラベルに描かれているヨゲンノトリも盗作であることを桂つかささんが発見、ツイートすると、広瀬順子さんとおっしゃる原作者が名乗り出ました。

桂つかささんは、メーカーに問い合わせをして対応してもらう、進展があったら報告するから見守ってねとツイート。

アマビエとヨゲンノトリのデザインを盗用したのは、大洲市在住のデザイナー沖野恭平氏であることがわかりました。

豊予社という印刷会社が蔵元四社にデザイナーの沖野恭平氏を紹介したか、または豊予社が沖野恭平氏をデザイナーとして使ったかは今のところ不明です。

追記:販売店が素早い対応で一件落着(いちおう)

ツイッターで、アマビエを描いた桂つかささん、ヨゲンノトリを描いた広瀬順子さんのアカウントを追っている方はすでにご承知でしょうが、追記しておきます。

詳しくは、リンク先の「リカーショップおだに」さんの「封ジノ酒(アマビエ・ヨゲンノトリラベルの日本酒)の販売停止とお詫び」をご覧くださいませ。

有限会社小谷酒店は、封ジノ酒(アマビエ・ヨゲンノトリラベルの日本酒)に関する全ての関係者の方に私の方から今回の経緯と謝罪をさせて頂き、大至急全商品(一升瓶、4合瓶、300ml)とその付属品を全て回収し販売停止するよう手配させて頂きました(新しいラベルで販売することは現時点で考えておりません)。同時にこのお酒を買って頂いた方にもお詫びの連絡をさせて頂こうと思います。このラベルが桂つかさ様・広瀬順子様のオリジナルデザインであった事も謝罪と共に精一杯お伝えさせて頂こうと思っております。

お詫びと、「大至急全商品(一升瓶、4合瓶、300ml)とその付属品を全て回収し販売停止するよう手配させて頂きました」という報告と、騒動になってからデザイナーの沖野恭平氏に確認したことと、そもそもどういった経緯でラベルのデザインがこうなったかの説明が丁寧にされています。

最後は「この件につきましては何卒寛大な措置を賜りますよう謹んでお願い申し上げます」と結ばれています。

桂つかささんの告発によって、アマビエとヨゲンノトリのデザイン盗用が明るみになり、どうなってしまうんだろう、どうなったら最高なんだろうと考えさせられました。

思いがけず、販売店の素早くてしっかりした対応を見せてもらって、少しほっとしました。

が、出荷分は回収、再販売の予定なし、ということで、誰も得をせず、登場人物全員が損をする展開となりました。

盗用・剽窃というのは、こういう結果を招くものであることを覚えておこうと思います。

あとは、デザイナーの沖野恭平氏がどうするかです。

今後の沖野恭平氏の動きに注目していきます。

また新しい情報がありましたら追記していきます。

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