楽天と郵便局が資本提携で送料無料も増える?Amazon並みの送料に?

楽天と郵便局 話題
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楽天と郵便局・日本郵政が資本提携することがわかりました。

昨年2020年12月には、楽天と日本郵便が物流事業で業務提携すると発表されましたが、さらに踏み込んだ提携となります。

楽天と郵便局が提携したら、楽天での買い物の送料がアマゾン並みになるのでしょうか!?

送料無料も増えたりするのでしょうか?

さっそく調べてみましょう!

楽天と郵便局提携でAmazonに対抗

楽天と郵便局の提携は、もちろん物流の効率化が目的です。

つまり、ネット通販でしのぎを削るアマゾンに対抗しようとしていることは明らかですね!

ということは、楽天と郵便局の提携により、送料が安くなったり無料ラインが下がったりすることになるなら、楽天市場で買い物をする利用者にとっては大歓迎です!

三大ネット通販として、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングがあります。買いたいものがあるとき、この3つを比較してどこから買うか決める、という人が多いだろうと思います。

けっきょくどこで買うのがいちばん安いのか、付与されるポイント数や送料も含めて、計算してにらめっこすることになりますよね。

楽天とYahoo!はショッピングモールのように個別の店舗が1か所に出店していて、発送もそれぞれの店舗が行います。

一方でアマゾンはショッピングモールもありますが、アマゾンが自社で販売・配送する商品がメインという大きな違いがあります。

だからAmazonは「当日お急ぎ便」なんていう芸当までやってのけるわけです。

楽天の送料はどこまで下がるのか

楽天の送料は、どこまで下がるでしょうか。

楽天市場が2019年末に発表した「2020年春から3,980円以上お買い上げで送料無料」の方針は、公正取引委員会から独占禁止法違反の疑いがあるとして待ったがかかりました。

大手通販サイト「楽天市場」を運営する楽天(東京)が打ち出している「送料無料」の方針について、公正取引委員会が楽天に「独占禁止法違反のおそれがある」と伝えていたことが、関係者への取材でわかった。アマゾンに対抗するため来春の導入を目指して進められてきたが、現状のままでの導入は難しくなり、見直しや変更を迫られることになる。

引用:朝日新聞デジタル

楽天側は、送料は上乗せした値段にしておけばいいし、送料無料にするとたくさん売れるんだから、と出店者を説得しようとしていました。

ところが楽天市場の出店者の一部からは、「出店者が送料を負担することになる」「どこに送るかわからないのに、事前に送料を上乗せしておくのは難しい」と強い反発がありました。

公正取引委員会が独占禁止法違反の疑いあり、と水を差したことで、楽天市場の全店舗で足並みをそろえての実施とはなりませんでしたが、「送料無料は楽天市場の主要施策の一つ。どうすれば違反にならないか検討している」として実施の可能性を探り続ける姿勢を見せていました。

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楽天の郵便局との提携は後出しじゃんけん

楽天は郵便局との提携で、送料や配送のスピードでアマゾンに対抗しようとしています。でも楽天はネット通販のショッピングモールのスタイルで、Amazonは自社で販売、配送する商品がメインのスタイル、というところは変更がないとしたらどうでしょう。

Yahoo!とクロネコヤマトのヤマトホールディングスは、すでに物流の業務提携を始めていて、アマゾンと同じく大型物流倉庫に商品を在庫するスタイルに切り替えています。それにより、集荷時間を短縮して翌日配送を増やすことで、買い物をするユーザーにメリットをもたらしています。

完全に後出しじゃんけんに持ち込んだ楽天ですが、アマゾンやヤフーを超える妙案が出せるでしょうか?

楽天市場の個々の出店者が送料を負担することに限界があるのは当然なので、楽天も郵便局との提携で大型物流倉庫スタイルに切り替えることにする、ではあまりに芸がありません。楽天に何か秘策があるのかもしれません。

そうでなければ、運営者である楽天側が送料の一部または全額を負担するやり方に変更しない限り、Amazon並みの送料への値下げは難しいのではないでしょうか。

楽天の出店者にメリットはある?

楽天に出店している個々の出店者には、この楽天と郵便局の提携にメリットがあるでしょうか?

楽天とYahoo!を比較すると、店舗数でも商品数でもYahoo!が楽天を大きく上回っています。

出店のしやすさや、初期費用、運営費用を比較してみましょう。

楽天では初期費用が60,000円、出店プランに応じて19,500~100,000円の月額出店料が必要です。

Yahoo!ショッピングでは、出店初期費用、月額出店料、販売手数料、システム利用料は無料です。

比較するまでもなく、圧倒的にヤフーの方が出店しやすいです。

アマゾンは、出店初期費用無料ですが、出品料として大口は月額4,900円、小口は1点100円、他に販売手数料が8~15%かかります。

そして楽天と郵便局の提携によって、出店者側にどんなメリットがあるのかを考えると、送料負担を減らす「楽天出店者特別大幅割引」プランのような優遇措置の創設が考えられます。

または、運営者である楽天側が新たに送料の一部負担を始めるかどうか…しないんじゃないかな…一昨年からの楽天側と出店者側の対立を見る限りでは、楽天側の守銭奴ぶりが露わになっただけ、というカッコ悪さでしたからね。

楽天としては郵便局に負担を求めることはしても、自らが送料の負担をする可能性は低いだろうと思います。出店者側が束になって楽天に要求してもよさそうですけどね、初期費用も月額出店料も払って出店してるんですから。

買物をするだけのユーザーとしては、出店者に負担を強いる楽天のやり方は嬉しくないですし、楽天が郵便局に負担を強いることになるならそれも違うと口を出したくなります。

楽天と郵便局の提携が、出店者にも買物するユーザーにもメリットのあるものになるといいですね!

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