部活の保護者会で、保護者がよその子も含めて車で送迎する「送迎班」の慣習で大揉め。
新入生の親が保険の加入を求めたことで揉めたそうですが、保険なしでよその子まで送迎するのって怖くないですか?
どんなやり取りがあったのか見てみましょう。
新入生の親が部活送迎に保険加入を求める
子供の中学校の部活で保護者送迎が「送迎班」システムで行われているという草間®︎2yさんの投稿がこちらです。
元の投稿はすでに削除されていますが、数千いいねが付いていました。
草間®︎2yさん、「具体的に書きすぎて後悔」とのことで身バレ防止のための削除ですね!
それなのに公開しちゃってごめんなさいですが、他人事と思えなくて公開させてもらいます。
一昨日娘の中学の部活の保護者会で、新入生の親(オッサン)が、送迎班に加わりたくない、全員の自動車保険の加入を確認するか、学校側で送迎時の事故も補償される保険に加入してもらわないと、よその子は乗せたくないし、我が子も預けられない。万が一の事があったら誰が責任を取るのか?と発言した。
— 草間®︎2y (@6B1cUjPBPyDvuBb) May 1, 2021
私も2年間送迎班に加わってたけど最初保険を掛けないことにビックリしたし、人の子を乗せて往復2時間って本当に怖いし疲れる。
でもそれが当たり前みたいな感じだったし、やらなきゃいけないと思ってやってきたから、みんな同じ気持ちなのかと思ってた。
— 草間®︎2y (@6B1cUjPBPyDvuBb) May 1, 2021
オッサンの言い方も確かに威圧的だったけど終わってからもクレーマーだのモンペだのBBA等が悪口で盛り上がってて本当胸糞。
オッサンが1番常識人だからな?
2日経った今でもずっと考えちゃってあの時私も賛同すれば良かったとか、助け船出せなかった自分を責めちゃうし何これ私オッサンに恋したの?
— 草間®︎2y (@6B1cUjPBPyDvuBb) May 1, 2021
だよねだよね。いくら気を付けてももらい事故だってあるんだし、せめて保険に入ろうよって言ってるだけなのに会長頭悪すぎて、なんでそこで保険が出てくるんですか?お金の問題なんですか?とか意味不明で超イライラした笑笑
愚痴ってごめん!
— 草間®︎2y (@6B1cUjPBPyDvuBb) May 1, 2021
あれ?会長って頭悪い???ってなってたのが私だけじゃないといいな🥺
つぎの保護者会はうちの娘の引退後なので出席できないけどスパイとしてこっそり傍聴したいw
— 草間®︎2y (@6B1cUjPBPyDvuBb) May 2, 2021
これ、新入生の親(オッサン)はひとつも間違ったこと言ってないのに、会長は反論するし、他の保護者からの賛同も得られなかったようです。
草間®︎2yさん自身も、「2日経った今でもずっと考えちゃってあの時私も賛同すれば良かったとか、助け船出せなかった自分を責めちゃうし何これ私オッサンに恋したの?」と、その場で賛同したり助け舟を出せなかったことでモヤモヤが続いてしまったことを書いていらっしゃいます。
中学校の部活では保護者送迎があたりまえ?
中学校の部活では、保護者が自分の子とよその子を車で送迎するのがあたりまえなんでしょうか?
なんでも、遠征しての練習試合などを設定すると、保護者が自家用車で送迎する習わしになっていることがあるそうです。
もちろん無事に送迎できているからそれでOKになっているのでしょうが、万が一、送迎中に事故を起こしてしまったら、と考えると恐ろしいです。
新入生の親(オッサン)が、「送迎班に加わりたくない、全員の自動車保険の加入を確認するか、学校側で送迎時の事故も補償される保険に加入してもらわないと、よその子は乗せたくないし、我が子も預けられない。万が一の事があったら誰が責任を取るのか?」と提案したのは至極まっとうなことだったと思います。
反発した保護者は、「自分たちは今までそうやってきたんだから、新入りも従うべき」と考えたんでしょうか。
自分たちが事故を起こすことはあり得ない、と考えているのだとしたら怖いですね。
部活の送迎で死亡事故も起きている
石川県で、2016年に野球部の送迎をしていたマイクロバスで中学生2人が亡くなる痛ましい事故も起きています。
保護者が部活の送迎をしている最中の交通死亡事故も起きている。石川県では2016年10月、中学生の野球部員らが乗るマイクロバスが対向車線から飛び出してきたワゴン車と正面衝突し、中学1年生の男子生徒2人が亡くなった。
マイクロバスには、同県珠洲市の中学生ら約20人が乗っており、生徒の父親が運転していた。同市内には電車が通っておらず、公共交通機関はバスしかない。市教委によると、同市から約150キロ離れた金沢市で開かれる県大会に向かう途中で、事故は午前6時半ごろだった。
珠洲市は事故を受けて、17年度から部活の送迎で教師や保護者の運転を禁止とし、バス会社に送迎を任せ、その費用の一部を補助することを各学校に通知した。市内4校の中学校の部活が対象で、本年度は1200万円の予算を組んでいる。
「事故が起きた際に責任を問わないと一筆書いて、保護者同士で部活の送迎をしているケースもあるが、約束で罪は逃れられない。万一事故が起きれば、自動車運転過失致死傷罪で、刑事責任を問われる可能性もある」。そう指摘するのは学校事故に詳しい高島惇弁護士(東京弁護士会)だ。「保護者に送迎の負担を押し付けず、プロの運転手に送迎を任せる仕組みを行政が整えるべきだ」と話す。
引用:東京新聞
学校活動の一部である部活動で、保護者が送迎をするのがあたりまえになっているとしたら、それは変だと気付くのが第一歩かと思います。
事故はめったに起こらないから、と思えますか?
保険をかけていたとしても、運転のプロではない保護者が運転する車に自分の子供の命を預けるのを不安に感じるのは、けっして大げさではないと思います。
逆に自分がよその子の命を預かるのを、荷が重いと感じるのも大げさではありませんよね。
保険の義務付けはもちろんですが、プロの運転手に送迎を任せることができないなら、遠征してまで練習試合をする必要があるかどうか、考えてみなくてはなりません。
まとめ・中学校の部活って何だろう
中学校は義務教育ですが、部活はもちろん義務ではありません。
未だに「部活は必ずどこかに所属」という中学校もありますが、帰宅部で何が悪いんだろうと思います。
スポーツや吹奏楽や美術など、部活動は学校外で習い事に行かせるよりも、学校で引き受けてくれたら便利、という程度のものだと考えるのはどうでしょう?
吹奏楽なら音楽教師が、美術部なら美術教師が担当するでしょうが、野球部やバスケットボール、バレーボールなどの部活動では、その競技のことをよく知らない教師でも担当しなければならないことがあります。
どんな競技でも指導者が超重要ですが、素人同然の指導者しかいない部活動がたくさんありますし、教師の負担は半端じゃありません。
これから中学生になるお子さんをお持ちの保護者の方は、部活動に過大な期待をしないで気楽に行きましょうね~!
何よりも、帰宅部上等です!
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