佐々木宏氏の辞任が決まりましたが、後任は誰でしょう?
渡辺直美さんを侮辱したことで批判が集中している、東京五輪開会式総合統括責任者であるクリエーティブディレクター佐々木宏氏は、謝罪文を公表して辞任することを明らかにしました。
開会式は7月23日ですから、あと4ヶ月しかありませんが、佐々木宏氏の後任は誰が引き受けるのでしょうか。
まさか続投、なんてことはありませんよね?
さっそく調べてみましょう!
佐々木宏氏の謝罪文が長すぎる
佐々木宏氏の謝罪文を日刊スポーツが全文掲載してくれていますが、とんでもなく長いんです。
佐々木宏氏はコピーライターとしても数々の受賞経歴がある方ですが、こんなにも冗長な謝罪文を公表した意図は何だろう?と勘ぐってしまうほど長い謝罪文です。
つまり、読ませるつもりのない謝罪文だということですし、心から謝罪するつもりはないんだな、文春へのあてつけのつもりなのかな、と思わせる謝罪文でした。
言葉のプロフェッショナルである人が、本気でこんな謝罪文を出したのだとしたら、認知機能の衰えを疑わなくてはなりませんが、どちらだと思いますか?
日刊スポーツから一部お借りします。全文をご覧になりたい方は、リンク先の日刊スポーツでご覧になれます。
○謝罪文
昨年3月の私のLINEのグループラインの中において、オリンピック開会式のアイデアフラッシュを仲間うちでやり取りする中で、私のアイデア及び、発言内容に、非常に不適切な表現がありました。出演者の候補として名前が上がっていた渡辺直美さんに対する演出アイデアの中で、宇宙人と地球人の接点的な役柄で、オリンピックの使者的キャラということで、オリンピックの語尾をピッグという駄洒落にして、オリンピッグという名前のピンク色の衣装で、耳がぶたのはどうだろう、というような発案をしました。アイデアをLINE上で書き、みんなの意見を聞きましたが、すぐに、MIKIKOさんから「ピンとこない、」他のメンバーからは手厳しく「面白くない」「女性を豚に例えるなんてありえない」「一時的なアイデアだとしても、言うべきじゃない」などと、LINE上で、スタッフから非常に怒られ、私も、その場で、大変恥ずかしながら、スタッフからの率直な直言で目が覚めました。メンバー全員にLINE上で謝り、撤回しました。気づかせてくれたことに礼も言ったつもりです。
引用:日刊スポーツ
佐々木宏氏の謝罪文の冒頭部分です。句読点も原文そのままです。
佐々木宏氏は謝罪したくなかったのか?
佐々木宏氏の謝罪文からは謝罪の気持ちはくみとれるでしょうか。
「俺は謝罪なんかしたくないけど、仕方なく謝罪文を書いて公表するんだよっ」という佐々木宏氏の心の声が聞こえてくるような気がするのは、気のせいでしょうか。
逆ギレして駄々をこねているような印象しかありませんが、大丈夫でしょうか佐々木宏氏…大丈夫じゃないから辞任するんですね。
森喜朗の発言の時に「よってたかって個人攻撃」みたいなことを言ってた人は、佐々木宏に対しても同じなんだろうか。謝罪させて、このままやらしたらいいのか?このさきどう演出が変わろうともオリンピッグを考案した人の誉れはついてまわっちゃうんですよ。残念ながら。彼が統括責任者でいるかぎり。
— Hiroshi YANAGIHARA (@hyanagihara) March 18, 2021
佐々木宏氏「調子乗って出したアイデア」謝罪文全文 :いつも思うのだが、このレベルの人材しか選出できない選考委員の責任を問いたい。まず、『実績』ではなくその人自身が『常識ある大人』であるかが問題。
— Hiroyuki Yoshioka (@HiroYosioka) March 17, 2021
佐々木宏氏の「謝罪文」全文とやら、これが広告の神様と言われてる人の文章???
国際的大役の辞任なのにこんな乱文を出す浅はかさ、クリエイター同士の会話なのに侮蔑下品な案をホイと出す幼稚さに通じるものがあるな— 孤つぶ (@aoisamcotori) March 17, 2021
佐々木宏という人がのさばってるのが、広告業界。謝罪文、見たけど誰かを攻撃しているように見えたよー
俺はここのこの部分だけしか、悪くない。他はあらゆる制限のなか、頑張ってたのにー。という恨み節に見えたよー。#文春砲 #文春オンライン
— たろう君 (@taro_kun_chan) March 17, 2021
佐々木宏氏は言葉を扱うことについて長けているから、広告業界で神様のように扱われてきました。言葉を上手に使えるかどうかと、謝罪するべきときにちゃんと謝ることが出来る人物かどうかは関係ないんです。
この場面で、ほれぼれするような見事な謝罪文を出さないところが、かろうじて佐々木宏氏の良心なのかもしれません。
佐々木宏氏には、「俺がこれぐらい書けばみんな納得するんだろ?チョロいぜ。追記だって山ほどしちゃうぜどうせおまえら誰も読まないんだろ?」みたいな気分が、謝罪文から透けて見えてしまう人がけっこういるかも、ということが想像できないんですからね。平たく言って、世の中の人全体を舐めきってバカにしているということです。そんな人物が神様と崇められるのが広告業界なんですね。
そして、そんな人物が東京五輪開会式総合統括責任者を務めるはずだったんです。
佐々木宏氏の後任は誰?まさかの続投?
辞任することが決まった佐々木宏氏ですが、後任は誰が引き受けるのでしょうか。
前任者の野村萬斎氏にしても、前演出チームだった振付家のMIKIKO氏にしても、映画監督の山崎貴氏も、栗栖良依氏も、開会式までわずか4ヶ月というこのタイミングで、開会式総合統括責任者を引き受けることは物理的に難しいでしょう。
ということになると、すでに佐々木宏氏のチームで一緒に開会式の準備をしていた誰かにしか、佐々木宏氏の後任を引き受ける人はいなそうです。
それでは役不足だということになれば、まさかの佐々木宏氏続投も考えられます。
本日3月18日の正午から橋本聖子会長が東京都内で記者会見すると発表されています。どんな発表があるか注視していきましょう。
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