メラミンスポンジで鏡やガラスは磨ける!じゃあ眼鏡も磨いていい?

メラミンスポンジ 暮らしの知恵
スポンサーリンク

メラミンスポンジは簡単に使える便利なお掃除道具ですが、使い方を間違えると傷が付いてしまいます。

きれいにするつもりで傷だらけにしないように、使えない素材をまとめました。

なぜメラミンスポンジで傷がつくの?

メラミンスポンジは柔らかそうに見えますが、メラミンというプラスチックの一種で出来たスポンジです。

メラミンスポンジとは、「メラミンフォーム」と呼ばれる材質で出来ているスポンジのこと。

この「メラミンフォーム」は原料となる「メラミン樹脂」をミクロン単位で発泡させることで生まれる高い硬度かつきめ細かい網目状の骨格構造を特長とした素材です。

硬い無数の網目を持っているため水に濡らしてこするだけで、しつこい汚れを簡単に削り落とすことが可能。つまりメラミンスポンジは研磨することで汚れを落とすスポンジなのです。

引用:Lec

メラミン樹脂は食器や化粧板などの材料に使われる、傷が付きにくい素材です。

傷が付きにくいということは、それだけ硬さがあるということになります。

メラミンスポンジに水を付けて擦るだけで、湯呑の茶渋がつるんと落ちるのは、メラミンスポンジが茶渋汚れを搔き取り、研磨しているからです。

もしも湯呑がメラミンより柔らかい素材で出来ていたら、削れて傷がつくことになります。

光沢のある素材を擦ると、擦ったところだけ光沢がなくなるのは、細かい傷が出来ているからです。

スポンサーリンク

眼鏡のレンズはメラミンスポンジで磨ける?

眼鏡のレンズにはプラスチック製とガラス製があります。

プラスチックレンズはメラミンスポンジで擦ると傷がついて曇ってしまいます。

ガラスレンズも、表面にコーティング加工してあることが多く、メラミンスポンジでコーティングがはがれてしまうので、使えません。

眼鏡のフレームも、樹脂製、金属製とも汚れが付きにくいコーティングがしてあることが多く、メラミンスポンジで擦ると艶がなくなるので使えません。

歯はメラミンスポンジで磨ける?

歯は専用のメラミンスポンジの製品がありますが、お掃除用のメラミンスポンジで歯を磨くのは危険すぎます。

歯は陶器のように固くありませんから、表面が削れてしまいます。

表面が削れれば、汚れも付きやすくなって逆効果です。

メラミンスポンジで歯を磨くなら、歯のために作られた製品だけで磨きましょう。

メラミンスポンジで磨いていいもの、ダメなもの一覧

キッチン

メラミンスポンジを食器洗いに使うと、茶渋などが洗剤なしでつるんときれいになります。

陶器のお皿や茶わんなど、ガラスのコップはメラミンスポンジで傷つきません。

(陶器でも、金彩のほどこしてある部分は剥げることがあります)

ただし、漆塗りのお椀や、プラスチック素材の保存容器、お盆などには傷がついてしまうので使えません。

ステンレス製のお鍋、ホーロー鍋、アルミ鍋には使えますが、内側がフッ素樹脂加工してあるお鍋やフライパンには使えません。

フッ素樹脂加工・テフロン加工をメラミンスポンジでこすると、表面に細かな傷がついて、食材がくっつきやすくなってしまいます。

冷蔵庫や炊飯器などの家電製品も、表面の加工が傷ついたり剥げたりするので使えません。

キッチンカウンターがステンレスならOK、人造大理石なら使えません。

リビング

木製の家具も、表面の塗装が剥げてしまったり、つやがなくなったりするので使えません。

フローリングの床も、木製の家具と同じで使えません。

アルミサッシの窓枠や、ガラス窓には使えます。

ガラスにUVカットなどの表面加工してあったり、シートが貼ってあるときは使えません。

お風呂

バスタブも、洗面器や風呂椅子も、つやがなくなってしまうので使えません。

水栓金具など金属部分には使えます。

お風呂の床や壁にも、水垢が付きにくい加工や、カビがはえにくい加工がしてあることが多いので、メラミンスポンジで剥がさない方がいいでしょう。

タイルには、問題なく使えます。

トイレ

便器に艶々の表面加工がしてなければ使えますが、表面加工してあるときは使えません。

便座や蓋もプラスチックなので使えません。

配管類や、陶器の手洗いボウルなら使えますが、つやつやの表面加工、プラスチックなら使えません。

ボディはもちろん、車全体でメラミンスポンジが使えるところはほとんどありません。

アルミホイールをメラミンスポンジで磨くのも、メーカーサイトにダメと書かれています。

メラミンスポンジの傷は消せる?

メラミンスポンジの傷は消せるでしょうか?

プラスチック製品の艶がなくなって曇ってしまったときは、プラスチック用の艶出しコンパウンドで磨く方法があります。

メラミンスポンジで研磨されて傷になっているところを、コンパウンドで平らになるまで磨くのはなかなか骨の折れる作業です。

目立つところで、どうしても艶を取り戻したいときには、コンパウンドを試してみるといいでしょう。

車のプラスチック部品用の艶出し剤というのもありますが、上からコーティングする艶出し剤ですから使う場所を選びます。

メラミンスポンジは思ってるより固い

メラミンスポンジは、固い材料をスポンジにしたもので、思ってるよりずっと固いです。

濡れていると、傷が付いたり、艶がなくなって曇ったりしているのがわかりにくいことがあります。

目立たない場所でテストして、しっかり乾かして傷が付いていないかチェックしてから使うのが吉です。

使いこなすと、便利で手放せなくなります!

 

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました