体操服の下に肌着着用禁止の校則が存在することが「スッキリ」で紹介されて炎上していますね。
川崎市の小学校で、体操服には肌着の着用禁止というルールがあることが話題になると、ツイッター上では「うちの学校も!」という投稿が相次ぎ、全国に肌着禁止の人権軽視な学校があることがわかりました。
肌着禁止が、男性教師のわいせつ目的ではないと言い切れるでしょうか?
教師の性犯罪がたびたび報じられますが、肌着禁止の校則の温存などで学校がわいせつ事件の温床になっていないでしょうか?
さっそく調べてみましょう。
肌着禁止の校則はどこの小学校?
肌着禁止のブラック校則が存在すると「スッキリ」で取り上げられたのは川崎市の小学校です。
2018年の肌着メーカーによる調査によると14.4%もの小学校で肌着が禁止されていて、1、2年生に限ると19.9%もの小学校で肌着を禁止しているといいます。
1000RT:【不可解】体操服の下に肌着禁止、小学校の謎ルール 疑問の声拡散https://t.co/njwLCcfeqX
メーカーの調査によると、14.4%が「下着の着用が認められていない」と回答。1、2年生に限ると19.9%にのぼった。 pic.twitter.com/62dG2nQu76
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 1, 2018
うちの子も小学校の頃 体育の授業は肌着禁止でした。すぐに学校に抗議しました。どこもあるんだとびっくりしました😥 #スッキリ
— mai~人生1度きりだから後悔しないように~ (@tobebuta08181) March 15, 2021
どうして小学生の体操服の下に肌着を着けることを禁止しているのでしょうか?
肌着を禁止する理由
体操服の下に肌着を着けることを禁止する理由はなんでしょうか?なにか児童にとってのメリットがあるんでしょうか。
肌着を着けるなと言う合理的な理由があるなら聞きたいですよね。学校側が挙げている理由は以下の通りです。
・体を丈夫にするため
・皮膚の鍛錬のため
・衛生面を考慮するため
・風邪をひく恐れがあるため
とのことですが、肌着を着けないことが身体を丈夫にする、という根拠がわかりません。
皮膚の鍛錬のため、といいうのは乾布摩擦的な何かでしょうか?わかりませんね。
衛生面を考慮、風邪を引く恐れ、というのも肌着を着けないと改善されると考える根拠がよくわかりません。
運動後の汗で冷えることを心配しているそうですが、肌着を着けなければ汗をかいても冷えないでしょうか?そんなことはありませんね。それを心配するなら、汗をかいたらすぐに着替えらるように環境を整えてあげましょう。
体操服の下に肌着を着けるのを禁止する校則が、どういう経緯で決められたもので、なぜ令和の時代まで残されてきたのか、謎が多すぎます。
男性教師に胸の発育をチェックさせる!?
肌着を着用するには、男性教師に胸の発育をチェックさせて許可が必要とか狂気の沙汰です。
小学生の親御さんたちは驚き、危機感を持ったでしょう。該当する学校には、今ごろ猛抗議が殺到しているはずです。
『体操服の下は肌着禁止』とか『下着の色は白限定』などの決まりが児童生徒のためになっているとは思えません。『昔からそういう決まりだから』という理由で、何となく続いてるだけのような気がします。むしろ胸の成長も盛んな思春期の児童生徒の発育の様子を男性教師が目視でチェックなんて犯罪です。
— Childish Teacher (@TeacherChildish) March 15, 2021
体操服の下の肌着禁止
男性教師が胸の二次成長を確認し認められた場合のみ着用が認められる文科省は容認なのか?
皮膚の鍛錬とかわいせつ行為の言い逃れみたいなものを通す学校は異常だろ?管理職や教員はコンプライアンス違反と感じないのか?
だとしたら教育機関として破綻では?#スッキリ pic.twitter.com/20J3JltZGt— ゼロワン (@zerozero09) March 15, 2021
「低学年だから肌着禁止していいという訳ではない」
「子どもにとって絶対的な存在である先生から言われたことは、嫌だなという思いがあっても我慢して過ごさざるを得ない」山田議員@yamadaeri1982 が至極真っ当。
そして胸の成長の確認は女性教師ならOK…も違う!!https://t.co/aV4lyH8p94— 助産師まゆさん (@mayu244ts) March 16, 2021
体操服の下に肌着を着ることを禁止するのは、明らかに人権侵害で在り、親は子どもの人権を守る為にも猛抗議する必要がある。
また、男性教師が女子の「胸の成長」を目視で確認するなどというのは、明らかに性犯罪で在る。#スッキリ #肌着禁止 #男性教師— くもりぞら/Shisui, E. (@Sasaki_Albion) March 15, 2021
しかも、校則として決まっているのではなくて、習慣として続いているだけのケースもあるとしたら、ブラック校則よりもっと悪質ですね。わいせつ目的ではないと証明することもできませんし。
「体操服の下に肌着禁止」はマジなのよ…
さすがに呆れた保護者が正式に学校におかしいって要望を出したら(確か一昨年)、「本校としてそのような規則を設けた経緯はなく、指導を改めるよう全教員に周知徹底します」と返答があって、つまり一教員が個人的に始めたことだったという本当にあった怖い話…— うみ (@saltandpepppppp) March 15, 2021
こういう謎の人権侵害ハラスメント系ルールって、一教員が始めてそいつが力の強い奴だと他の教員にまで強制し始めて、おかしいと言い出せず結局全体に浸透して、しまいには児童同士で取り締まりみたいなのが始まるパターンではないかと。地獄。
— うみ (@saltandpepppppp) March 15, 2021
仮に最初に「下着を着ないで体育着を着てる生徒が見たい」が動機で始まってたとしても、そいつが力の強い教員だと「正しいルール」として浸透してしまう危険性があると思う
— うみ (@saltandpepppppp) March 15, 2021
男性教師のすべてが児童生徒を性愛の対象にしているとは言いませんが、女性教師であっても、児童生徒を性愛の対象としてみる教師はどこにでもいると仮定して、より安全に近い方法を考えるのがお互いの身のためですね。
学校教師の性犯罪は多いのか
学校教師の性犯罪がたびたびニュースになります。毎週あるんじゃないかというくらいです。
それもそのはずで、児童生徒に対するわいせつ行為やセクハラで懲戒免職など処分を受けた教員の数が、2019年度で273人。ニュースにならない犯罪も含めると毎週ではなくて、毎日ぐらいですね。
しかも、この数は氷山の一角であることは明らかです。学校と言う場所では、教師と児童生徒の力関係が圧倒的ですし、被害に遭ったのが小学生だと、自分が性犯罪に遭ったことを理解できないことも少なくないからです。
学校での性犯罪を防ぐ取り組みがやっと始まろうとしていますが、現状では性犯罪を犯した教師も全員が懲戒免職にはならず、停職、減給、訓告どまりで、また他の学校で教師をすることが多いので、安心できません。
自民党行政改革推進本部(本部長・棚橋泰文元科学技術相)は、学校での子供の性犯罪被害を防ぐため、教員や保育士の採用時に採用候補者の性犯罪歴を照会する制度創設に向けた議論を始めた。5月上旬をめどに、提言を取りまとめる。
~中略~
文部科学省によると2019年度、児童・生徒らへのわいせつ行為やセクハラで懲戒免職などの処分を受けた公立小中高校などの教員は273人だった。18年度に次いで過去2番目に多かった。
引用:読売新聞
教師による児童生徒に対する性犯罪がなくならないのは、物理的に児童生徒に接する機会が他の職業と比べて圧倒的に多いために犯罪の機会が多いだけではなくて、一発懲戒免職ルールがないことも影響しているでしょう。
官僚は接待を受けたら一発懲戒免職、教師は性犯罪を犯したら一発懲戒免職、とルールを改めることが出来ないのはなんででしょうね。
コメント