植草歩選手の刑事告訴取りやめの本当の理由は!空手パワハラ竹刀事件は嘘だった?

植草歩選手刑事告訴取りやめ画像 スポーツ
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植草歩選手が香川政夫師範から暴行を受けたとする空手パワハラ竹刀事件、いったんは植草選手が香川師範を刑事告発すると報じられましたが、一転、告訴を取りやめたということです。

どこからか圧力がかかって告訴を断念したのではないか、といぶかしむ声が上がりました。

植草歩選手が刑事告訴を取りやめた本当の理由は何だったんでしょうか。

香川師範を告訴することで、何か自分に不利になる事情でもあったのでしょうか。

空手パワハラ竹刀事件は、植草選手の嘘だったのか、それとも他に理由があったのか?

さっそく調べてみましょう。

植草歩選手と香川師範による空手パワハラ竹刀事件

香川政夫強化委員会委員長による植草歩選手へのパワハラ竹刀事件で、五輪空手チームは大揺れです。

空手の稽古中に香川師範からパワハラを受けたと訴え、竹刀によって怪我をしたこともパワハラであると訴えた植草歩選手。

全日本空手道連盟の倫理委員会による事情聴取も終わり、香川師範を傷害容疑で刑事告訴すると伝えられていた植草選手でしたが、一転して告訴を取りやめると発表されました。

いったいどうして刑事告訴を取りやめることになったのでしょうか。

植草選手の訴えに同情して、刑事告訴はもっともだと納得していた人たちは「どこかから圧力がかかったのでは?」「あまりにも不自然。何があった?」といぶかしむことになりました。

週刊新潮が植草選手のパワハラ告発に異論

そんなときに週刊新潮が、植草歩選手の「パワハラ告発に異論」とする記事を掲載しました。

記事中で帝京大空手道部コーチの渡邊大輔氏が、植草歩選手のパワハラを訴えるブログ記事は「正確さを欠く」と語っています。

「あの時、香川師範が竹刀を上から振り下ろしたところ、植草はボクシングのダッキングのように前屈みになって避けようとしました。しかし、避けきれず、左目の上に竹刀が当たってしまったのです。植草は“イタッ”と言ってうずくまりました。師範は“すまん!”と言いながら心配そうに植草の顔を覗き込んでいた。すぐに僕を呼び寄せて“大輔、ちょっと植草を見たってくれ”と。僕が駆けつけて“まぶたが赤いけど目に当たった?”と尋ねたら、“大丈夫です。目には当たっていません”と答えていました」

引用:デイリー新潮

正直、これを読むとずいぶん印象が違ってきます。

植草選手が竹刀を避けきれず、なのか、香川師範が故意に目を狙って竹刀を突き出したのかは、現場を見ていないのでわかりません。

わかりませんが、香川師範はその場で「すまん!」と心配そうに顔を覗き込み「大輔、ちょっと植草を見たってくれ」と声をかけたと渡邊大輔氏は証言しています。

植草選手は自身のブログで”師範は「もういい。」と言って、稽古は終わりましたが、その際に師範から、「きちんと受けないとあかんのや。」と言われました。師範は私の怪我や治療手当てのケアの言葉はありませんでした。”と書いています。

これでは受ける印象が違うのはあたりまえです。

植草選手か渡邊コーチの、どちらかが嘘をついていることになりませんか?

嘘をついているのは植草選手か渡邊コーチか

嘘をついているのは植草選手なのか、それとも、師匠である香川師範をかばおうとする渡辺大輔コーチの方でしょうか。

ここで、もう一人の香川師範の弟子、遠山将平氏に登場してもらいます。

遠山将平氏も香川政夫師範の弟子の1人で、帝京大学出身、現在はカンボジアのナショナルチームの指導者をしている人物です。

遠山将平氏は4月3日、Facebookとインスタグラムの両方に同じ投稿をして全面的に香川師範を擁護しています。

長いですが全文を引用します。

ニュースをご存知だと思いますが、香川師範がパワハラで訴えられました。
ニュースでの報道のされ方、相手の主張を見て、
いてもたってもいられないので自分の正直な気持ちを言います。
みんながどう思われるかわかりませんが、
私の個人的な意見としては、私の師範の香川先生はパワハラをするような人では決してありません。ましてや、相手が憎くて竹刀でたたいたり、生徒に対して、憎くて大きな声で怒るような人ではありません。そこには信頼関係があり、愛があります。
私は今、カンボジアのナショナルチームを指導しています。一人で何もわからない状況で1から生徒と信頼関係を気づき、何とか強くしてあげたいという思いで指導しています。たくさん悩むこともありますが、そこで思い出すのは香川師範に言われた言葉ばかりです。今まで辛い時もありましたが、香川師範に、空手家として、恥ずかしくない強い人間に育ててもらっていたんだなと強く感じました。あの時、なぜあんなことを言われたのか、なぜ厳しくされたのか今になってわかります。もちろん私は空手家としてまだまだですが、これからも香川師範についていきますし、最初からそう決めて松涛連盟の指導員になりました。それが変わることはありません。
ここ最近、SNS等で、自分の意見ははっきり言え。嫌いな人には関わるな。新しいことにチャレンジすることを目上の方に邪魔されるなどと、色んな意見がありますが、それを全てを真に受けたらよくないと私は思います。人によると思いますが、新しいチャレンジを反対することが必ずしも嫉妬だとは限らないし、嫌いな人と関わらないようにするのが必ずしもベストだとは思いません。自分に対して都合のいいことを言ってくれる人とばかり関わっていると、自分を見つめ直すことはなくなるし、相手の気持ちを理解しようと努力もしなくなります。色んなことに反対された時に、自分の行動に正当性があり、本気で頑張っていればみんな応援してくれるし、そこに誤解があるならば何回も話し合えばいいと思います。
自分の言いたいことを言うことと、わがままは全然違います。自分の行動を棚に上げて、正当化して、自分を守り、大きな恩がある方を裏切るような行為に、心底がっかりで腹が立ちます。
試合の勝ち負けだけでなく、人として指導してくれていることに気づくべきだと思います。
これを読んで、どう思われようが構いませんが、
私が正直に思うことを書かせていただきました。
全くまとまりがなく申し訳ありません。ただ、ニュースを見て、一方的な言い方をされていて、我慢できませんでした。ご理解いただけると嬉しいです。
遠山将平氏インスタ画像

遠山将平氏は、
「香川先生はパワハラをするような人では決してありません。ましてや、相手が憎くて竹刀でたたいたり、生徒に対して、憎くて大きな声で怒るような人ではありません。そこには信頼関係があり、愛があります」

「香川師範に、空手家として、恥ずかしくない強い人間に育ててもらっていたんだなと強く感じました。あの時、なぜあんなことを言われたのか、なぜ厳しくされたのか今になってわかります」
と書いています。
ここまでは、師弟関係にはよくあることで、スポーツや武道の上下関係にうんざりしている人なら「はいはいわかりました」という気分になってしまいますが。

「自分の行動を棚に上げて、正当化して、自分を守り、大きな恩がある方を裏切るような行為に、心底がっかりで腹が立ちます。」

遠山将平氏は、植草選手が自分の行動を棚に上げて正当化している、と言っています。

同じ帝京大の空手部出身の遠山将平氏は、何を指して「自分の行動を棚に上げて」と言っているのでしょう。

週刊新潮の植草歩選手の記事

週刊新潮の植草歩選手について書かれた記事をご覧になったでしょうか。

【五輪代表「植草歩」が師範パワハラ告発の陰に男】

・師弟関係崩壊のキッカケは「セクシー動画」

・お色気YouTube撮影の彼氏は自称「パーソナルトレーナー」

・竹刀暴行事件目撃のコーチが明かす真相

週刊新潮画像
という内容です。

植草選手が香川師範を傷害容疑で刑事告訴するのを取りやめたことと、この週刊新潮の記事とは無関係ではなさそうです。

YouTubeで動画を配信するにあたって、「空手界の顔として恥ずかしいことはするな」と香川氏にクギを刺されていた植草歩選手ですが、露出が多い思わせぶりなポーズを公開したことで叱責されたとのこと。

植草選手が自身のブログに「昨年9月頃から、師範から、練習環境のこと、大学院進学のこと、その他プライベートや自活の為の仕事のことなどで、自立心・自尊心を傷つけられたり、大声で怒鳴られたりすることが多くなりました」と書いていて、9月頃に師弟の間に何があったんだろう?と思った人も多かったでしょうが、これは叱られても仕方ないですね。

動画はすべて削除されていますが、一度でも公開してしまったものは取り返しがつかない怖さがあります。

植草選手のことを我が子のように育てたという香川政夫師範、さすがに我慢ならなかったでしょう。

動画を撮影したのはパーソナルトレーナーをしている彼氏だそうで、植草選手は幼すぎますね。

植草歩選手は嘘をついていたのか?

植草歩選手が香川政夫師範からパワハラを受けていたと告発したのは嘘だったのでしょうか。

すべてが嘘だったと断じる根拠はありません。

渡邊大輔コーチの目撃談にある、植草選手が竹刀で怪我をしたときの香川師範の言動を読むと、植草選手が言っている事が大げさに思えてきます。

遠山将平氏の「自分の行動を棚に上げて」発言の内容も、YouTube動画の件や、その動画を撮影したおそらく植草選手のことを大切に扱わない彼氏の存在だとすると合点がいきます。

植草歩選手が、習慣的に行われてきた空手界のパワハラを勇気をもって告発した、と思っていたのは、植草選手の主張だけを聞いていたからだったかもしれません。

パワハラが無くなってほしいという願い

空手界に限らず、スポーツや武道で習慣的に行われているパワハラがなくなる、せめて少なくなるきっかけとして、植草選手の告発を好意的に受け止めた人がたくさんいました。

もちろん、パワハラはない方がいいに決まっていますし、選手が指導者をパワハラで訴えるのは簡単ではありませんから、植草選手の告訴は意味のある告訴だったと思います。

でも、植草選手が刑事告訴を取り下げるとトーンダウンした理由は、新潮が報じた事柄にいくらかの真実が含まれていることを示唆しています。

うがった見方をするなら、香川師範を守ろうとする何者かが、植草選手の弱みを新潮にリークしたとも考えられます。

それに、もし渡邊大輔コーチの目撃談が正しかったならば、パワハラ事件は植草選手のでっち上げだったということになり、パワハラを働く指導者を逆に元気付ける結果になってしまいかねません。

真実はどこにあるのか。両者の言い分が大きく食い違うとき、中間地点に真実があるとは限りません。

植草歩選手の告発が、パワハラが無くなってほしいという願いから出た告発であってほしいと思います。

引き続き注視してまいりましょう。

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