大坂なおみ選手の会見拒否の理由と罰金は?失格処分と出場停止処分でテニス界追放か!

大坂なおみ選手会見拒否 スポーツ
<> on March 14, 2018 in Indian Wells, California.
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大坂なおみ選手が試合後の記者会見を拒否して話題になっています。

大坂なおみ選手の会見拒否の理由は、一言でいうと何でしょう?

もし会見拒否を続けるなら、開催中の全仏オープンで失格処分、テニスの四大大会すべてに出場停止処分が通告されました。

失格処分、4大大会出場停止となれば事実上のテニス界追放です。

それでも大坂なおみ選手は会見拒否を続けるでしょうか?

さっそく調べてみましょう。

大坂なおみ選手の会見拒否ツイート全文

問題になっている大坂なおみ選手の会見拒否ツイートがこちらです。

ツイートは文字数制限回避のために、スクリーンショットの画像として投稿されています。

以前、大坂なおみ選手は同じようにスクショ画像で英語と日本語の両方を投稿していたことがありますが、今回の会見拒否に関する投稿は英語文のみです。

ツイート全文の翻訳は以下の通りです。

「皆さんお元気であることを願っています。
私は全仏オープン(ローランギャロス)で一切取材に応じないつもりであることを伝えるために書いています。

私は人々がアスリートの精神状態のことを 考慮していないと、しばしば感じてきました。

これは記者会見を見たり、会見に出たりするときにいつも実感することです。私たちは会見場に座って、以前に何度も尋ねられた質問を受けたり、私たちの心に疑念をもたらすような質問をされたりしていて、私はただ私を疑う人々に自分をさらすつもりはないのです。

私は試合で負けたあと、会見場で気落ちしたアスリートの映像をたくさん見てきましたし、皆さんもご覧になっているはずです。

私は状況全体が、落ち込んでいる人を傷つけていると信じていて、そうなっている根拠はわかりません。私が記者会見に応じないのはトーナメントに対する個人的な不満があるわけではありませんし、私が若かったころから、私にインタビューしてきた数人のジャーナリストがいるので、大半と友好的な関係を築いています。

しかし運営組織が『記者会見をするか、さもなくば罰金だ』と言い続けることができると考え、協力の要であるアスリートの精神状態を無視し続けるのであれば、ただ笑ってしまいます。ともかくこれで支払う多額の罰金がメンタルヘルスの慈善団体に向かうことを願っています」

引用:NHK

大坂なおみ選手が会見拒否をする理由は?

大坂なおみ選手のツイートに書かれている会見拒否の理由を要約してみましょう。

・記者がアスリートの精神状態を考慮していないと感じること

・以前と同じ質問を繰り返されること

・私を疑う人々に自分をさらすつもりはないこと

・試合に負けて気落ちした選手の会見を見てきて、それが選手を傷つけていると信じていること

・運営組織は「記者会見か罰金か」と言い続け、アスリートの精神状態を無視し続けている

そして最後に、多額の罰金を支払うことと、その罰金がメンタルヘルスの慈善団体に向かうことを願っている、と書かれています。

大坂なおみ選手が会見拒否で支払う罰金は15,000ドル

大坂なおみ選手の会見拒否に対して主催者側が科した罰金は15,000ドル、およそ165万円です。

大坂なおみ選手の年収は、女子選手として最高額の年収5520万ドル、およそ60億円と推定されていますから、15,000ドルの罰金はたいした金額ではありませんね。

大坂なおみ選手が試合ごとに罰金を科されたとしても、それで翻意することはなさそうです。

そこで、失格処分、出場停止処分がチラつかされているんですね。

試合後の会見を拒否することで、大坂なおみ選手が失格処分にされることは本当にあり得るでしょうか?

大坂なおみ選手は本当に失格処分になるか

大坂なおみ選手は本当に失格処分を受ける可能性があるでしょうか?

過去に失格処分を受けたテニス選手は誰がいたか、見てみましょう。

ノバク・ジョコビッチ選手は2020年の全米オープンで失格処分を受けています。

いらだち紛れにラケットで打ったボールが線審の喉を直撃したのが原因でした。

1995年のウィンブルドンではジェフ・タランゴ選手が、観客に「黙れ」と叫んだり主審に暴言を吐いたりして失格処分になりました。

1990年の全豪オープンではジョン・マッケンロー選手がラケットを壊したり暴言を吐いたりして失格処分を受けています。

頻繁に起こることではありませんが、失格処分は脅しではなく、あり得る選択肢です。

それでも、ジョコビッチもタランゴもマッケンローも嫌われ者になったわけではなく、たくさんのファンに愛されるテニス人生を送りました。

マッケンローは悪童とまで呼ばれましたが、嫌いな人もいれば逆に大好きな人もたくさんいるタイプのプレイヤーでしたね。

大坂なおみ選手はテニス界追放?

失格処分、4大大会出場停止が現実になると事実上のテニス界追放です。

人気・実力ともじゅうぶんな大坂なおみ選手に対して、果してそこまでの処分が出来るでしょうか。

そこまでいかなくても大坂なおみ選手のイメージが傷ついてスポンサー契約を失うことになれば、ダメージは大きいでしょう。

大坂なおみ選手にはスポンサー企業としてナイキやヨネックスをはじめとして、日清食品や全日空、資生堂までたくさんの企業と契約しています。

もし大坂なおみ選手が失格処分されたり四大大会への参加が出来なくなったりしたら、契約打切りになる可能性もあります。

プロスポーツ選手の中でも花形であるプロテニス選手は、純粋にアスリートと言うよりも、むしろ芸能人に近いのかもしれませんね。

アスリートとしてただ強ければいいというだけではなく、芸能人の一種として扱われることを大坂なおみ選手は嫌ったのかもしれません。

大坂なおみ選手の会見拒否に他のテニス選手は?

大坂なおみ選手が会見拒否を宣言したことに対して、他のテニスプレイヤーはどう思っているでしょうか?

スペインのR・ナダル選手は、大坂なおみ選手の決断は尊重したいとしたうえで、メディアもこのスポーツにおいて重要な一部であると述べました。

今大会の男子シングルスで第3シードのR・ナダル(スペイン)は28日の会見で、大坂について「彼女(大坂)をアスリートとしても個人としても尊敬している。彼女の決断は尊重したい。僕らスポーツ選手は質問を受け入れる準備が必要だし、答えを生み出すように努める必要があると思う。彼女のことは理解できるけど、メディアもこのスポーツにおいて重要な一部であるという見解を僕は持っている」と述べていた。

引用:tennis365.net

錦織圭選手も「ラファ(ナダル)が言っていたこと全てに同意している。彼と100パーセント考えは同じ」と語ったそうです。

ジョコビッチ選手は「記者会見が不快なものであることはわかる。特に試合に負けた後の会見は、必ずしも楽しいものではない」としたうえで「会見に応じることも僕たちのスポーツの一部であり、ツアーでの生活の一部でもある。それは僕たちがやらなければいけないことなんだ」と語ったそうです。

現在出場中の「ベオグラード・オープン」で行なわれた記者会見に出席したジョコビッチは、メディアから大坂の会見拒否について問われると、「記者会見が不快なものであることはわかる。特に試合に負けた後の会見は、必ずしも楽しいものではない」と一定の理解を示したものの、「会見に応じることも僕たちのスポーツの一部であり、ツアーでの生活の一部でもある。それは僕たちがやらなければいけないことなんだ」と私見を述べた。

引用:Yahoo!ニュース

おおむね意見は一致しているように見えますね。

つまり、記者会見に応じることも含めてプロテニスプレイヤーとしての仕事だ、と言っています。

大坂なおみ選手さらに反論する

大坂なおみ選手の会見拒否をめぐる一連の騒動について、さらに反論のツイートをしました。

「怒りは理解の欠如です。変化は人を不快にさせる。」と書いています。

会見拒否が認められることを「変化」と表現しているのでしょうか。

でも、残念ながら大坂なおみ選手が望むように会見拒否が認められる変化はなさそうです。

興行としてのテニスの大会は、テニスの試合そのものだけではなく、記者会見も含めたエンタテイメントとして提供されているからです。

大坂なおみ選手は、どうしても記者会見を拒否するなら失格処分で試合が出来なくなってしまいそうですが、どうするでしょうか。

大坂なおみ選手は賢い人ですから、うまくやってくれることでしょう!

まさかこのまま引退という事態にはならないことを祈ります。

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