東京五輪のアルバイトは時給1,700円で募集、友人を紹介すると1人当たり1日1,000円が上限なしで支払われます。
ボランティアの大量辞退を、急遽アルバイトスタッフで埋め合わせようとして大盤振る舞い状態です。
ボランティアで五輪スタッフを引き受けた人たちがばかみたいですよね。
どうなってるのか、さっそく調べてみましょう。
東京五輪ボランティア大量辞退
東京五輪のボランティアスタッフに応募した人は、およそ8万人もいたのだそうですが、そのうち1万人が辞退を申し出ていると報道されました。
東京オリンピック・パラリンピックの競技会場や選手村などで活動するボランティアおよそ8万人のうち、辞退者がおよそ1万人に上っていることが大会組織委員会への取材でわかりました。
大会組織委員会は、背景にコロナ感染への懸念や大会延期による環境の変化があると見ていて、ボランティアにオリンピックとパラリンピックの活動を兼務してもらうなどの対応を取り、大会運営には問題がないとしています。引用:NHK
不足するボランティアスタッフについては、オリンピックとパラリンピックを掛け持ちしてもらうことで乗り切れると大会組織委員会は言っていましたが、実はひっそりと有償でのアルバイトが募集されていました。
五輪アルバイト時給1,700円
オリンピックスタジアムの運営サポートスタッフ、スポーツイベントでのお客様案内、大規模国際スポーツ大会などの運営・イベントスタッフ、などの名称で大量のアルバイト募集がかけられています。
時給は1,500円~2,100円、または日給15,000円などの待遇です。
#報道特集
五輪アルバイト募集。報酬は時給1700円。友人を紹介すると一人当たり1日1000円が紹介者に支払われる。友人を10人紹介しその友人が10日間バイトすれば10万円ゲット。しかも上限なし。人手が全然足りなくて、かなり大盤振る舞いの状態となっている。大量のボランティア辞退で予想通りの展開。— Second Life (@jackbauer123123) June 5, 2021
ところが、報道特集のスクープで紹介料システムがあることがわかりました。
アルバイトに登録して友人を紹介すると、その友人が1日バイトするごとに1,000円が支払われる仕組みがあるというのです。
なんだかどこかで聞いたことがあるような話ですね。
五輪ボランティア1万人辞退に対し「運営に特段問題ない」と五輪組織委武藤。
ボランティアからは、「あまりリスペクトされていない。そういう感じであればドタキャンしても罪悪感を感じたりしない。」
組織委は、アルバイト募集するが、募集会社「破格の時給1600円なのに応募は芳しくない」。(news23) pic.twitter.com/b47iIjdul0— あらかわ (@kazu10233147) June 4, 2021
応募は芳しくないそうですよ。
そりゃそうですよね、としか言えませんね。
ボランティア登録している人たちにも、せめてアルバイト募集と同じ程度の条件で報酬を支払おうとは考えないことが不思議ですよね。
報道特集 によると 五輪アルバイトが不足していて 応募した人に報酬を払って 紹介してもらってるという
これは もはや ねずみ講・無限連鎖講 と同じ手口ですよ
これでも まだ ボランティア(ただ働き) やりますか?#スガ総理は五輪中止の決断を#野党共闘で政権交代— nonno tamo (@tamocci1) June 5, 2021
五輪ボランティアは無償です
一方で五輪ボランティアに登録している人達は、無償ボランティアの扱いです。
東京五輪で何日間スタッフをつとめても、報酬はありません。
日本選手活躍の感動が報酬でしょうか。心のワクチン、でしたっけ。
報道では「コロナ感染への懸念や転勤といった環境の変化を背景に」ボランティアスタッフの辞退が相次いでいるとされましたが、そうではないですよね?
ボランティアとアルバイトが同じ仕事を
ボランティアスタッフと、アルバイトの人は、同じ仕事をすることがあるそうです。
ボランティアスタッフの不足をアルバイトで埋めようとしているんだから、あたりまえですね。
一方では、しっかりめに時給または日給がもらえるアルバイトを募集しておきながら、早い段階でボランティアに登録した人たちはただ働きさせようとしていることに気付いたら、ボランティア辞退するのは当然ですよね。
ボランティア登録したひとたちは研修なども受けさせられていますし、さぞ釈然としないことでしょう、お察しします。
いっそのこと、ボランティアは辞退してアルバイトに切り替えたらいいんじゃないでしょうかね?
#報道特集
選手や大会関係者の送迎車のドライバーのボランティアの男性。同じ仕事がバイトで募集されていると憤る。研修まで受けて準備してきたのは一体何だったのか。丸川はこの問題に対し、ボランティアとバイトは責任の重さが違うとイミフ発言。この男性はボランティア辞退を考えているという。— Second Life (@jackbauer123123) June 5, 2021
東京五輪はほんとうに開催できる?
ニュースでは毎日「東京五輪まであと○日」とやっていますが、本当に開催できるんでしょうか。
きっと現場にいる方たちは今ごろ、必死になって何とか辻褄を合わせようとして頑張っているんだろうと思います。
去年よりも状況が良くなっているとは思えないのに、今年はどうしても開催すると頑張っているのに、国民の7~8割は開催に反対しているそうです。
そのうえ報道特集で拡散されたような不正が行われていることが少しずつ漏れ出してくるようになって、ますます国民からそっぽを向かれる東京五輪が気の毒になってきます。
聖火リレーのランナーも、初めのうちこそ辞退者が出るたびにニュースになりましたが、もはや話題にすらなりません。
東京五輪パラリンピックのボランティアに携わる皆さん、即刻辞退してください。ボランティアの穴を埋めるべく高額なアルバイトが急募されています。しかも委託料のうち大半は電通らが中抜きをしています。アホらしいと思いませんか? あなた方が辞退すれば、この汚いイベントを中止にできるのです。
— NR-Taka 鷹🦅 (@pf88rgb8) June 5, 2021
この方が言うように、全員じゃなくても、ボランティアスタッフのたとえば半分が辞退して、アルバイトが集まらなければオリンピック大会は中止せざるを得ないでしょう。
もう残り時間は少ないです。
開会式の3日前になって中止できないことぐらいはわたしでもわかりますが、中止の決定はいつまでなら間に合うんでしょうか?
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