故・田中角栄氏の次男、田中祐氏が自己破産をして生活保護を受けて暮らしているそうです。
田中角栄氏には同じ政治家として活躍された田中真紀子さんという長女がいます。
田中真紀子氏は、なぜ田中祐氏を助けないのでしょうか?
他にきょうだいはいないんでしょうか?
さっそく調べてみましょう。
田中祐氏が自己破産して生活保護を受けていた
田中祐氏は、あの田中角栄氏の次男です。
田中角栄氏といえば「日本列島改造論」で知られる新潟県の寒村出身の政治家で、1972年から1974年まで総理大臣を務め「コンピューター付きブルドーザー」と呼ばれた人物です。
首相在職通算日数は886日に過ぎませんが、書店には今でも「田中角栄コーナー」が設けられるほど魅力的な政治家でした。
その田中角栄氏の次男が、自己破産して生活保護を受けているというので驚きました。
’93年に角栄が亡くなってからは、遺産相続争いで実兄を訴えるも敗訴。遺産2800万円は手にしたものの、すぐに使い切ってしまったという。
自己破産の直後から、生活保護を受けるようになる。収入は生活保護費の月6万5000円と厚生年金の月1万5000円だけ。本当に困ったときは、兄に1~2万円ほど無心することもあった。
結婚はしておらず、家賃5万円の部屋で一人暮らしを続けている。
引用:現代ビジネス
田中祐氏は正妻の子ではなかった
田中祐氏は、田中角栄氏の次男ですが正妻の子ではありませんでした。
当時の言い方では妾、今の言い方なら愛人にあたる、芸妓置屋「金満津」の養女、辻和子さんと田中角栄氏の間に生まれたのが田中祐氏です。
辻和子さんは角栄氏との間に祐さんの兄の京さんと、姉の眞佐さんももうけていますが、眞佐さんは一歳になる前に亡くなったそうです。
田中角栄氏は、辻和子さんと子供たちのために、神楽坂に350坪もの土地に大きな門と築山のある広い庭を備えた家を建てて、一家をそこに住まわせていました。
角栄氏は田中祐氏の母・辻和子さんに仕送りを続けた
田中祐氏の兄である京氏が生まれたときには、田中角栄氏の正式な家庭には妻はなさんとの間に真紀子氏と兄が既に誕生しています。
妾宅の子である田中祐氏ですが、田中角栄氏は辻和子さんとの間に生まれた子どもたちを認知して田中姓を名乗らせました。
田中京氏は1951年生まれ、田中祐氏は1957年生まれです。
そして、田中角栄氏は1985年に脳梗塞で倒れて引退するまでの間、毎月100万円もの仕送りを続けていたそうです。
田中真紀子氏と田中祐氏は異母きょうだい
田中真紀子氏は、田中角栄氏の正妻はなさんの娘、田中祐氏は妾の辻和子さんの次男、つまり二人は異母きょうだいです。
田中真紀子氏は、父である田中角栄氏が家庭外にもうけた異母きょうだい達を快く思っていなかったようで、田中角栄氏の見舞いも許さず、葬儀にも参列させなかったそうです。
「田中は優しいから、一度でも関係のあった女性には生活は大丈夫かで、それなりの“手当”を送ってやっていたそうだ。そのリストを田中邸の秘書が管理していたのだが、のちに田中が倒れたあと真紀子が発見、破棄してしまったというのです。また、あるときは徹底的に田中を“口撃”、ついに閉口した田中は田中邸の便所に逃げ込み、内からカギをかけてこもってしまったということもあった。田中は言っていました。『オレは世の中で怖いものはないが、あの“原爆娘”だけには勝てないんだ』と」
引用:エキサイトニュース
これは担当記者の証言として紹介されていますが、辻和子さんへの仕送りを止めたのは田中真紀子氏だったのかもしれません。
田中角栄氏は、同時進行で本妻と、辻和子さんとの家庭と、もう一人、越山会の女王と呼ばれる佐藤昭子さんという秘書との間にも子供をもうけて、三つの家庭を持っていました。
考えようによっては田中角栄氏がいかに傑物だったかを示すエピソードですが、子どもたちにとってはどうだったでしょう。
田中真紀子氏が、異母きょうだい達を快く思わず、排除したいと考えるのも無理はないとも思わされます。
そういうわけで、異母きょうだいのひとりである田中祐氏が経済的に困窮したとしても、田中真紀子氏に援助を頼むことも、真紀子氏が手を差し伸べることもなさそうです。
真紀子氏にすれば、それはあまりにも当然のことだろうと思いますが、角栄氏が知ったらどう思うでしょう。
そんなところが、田中真紀子氏が父である田中角栄氏のように人望を集められなかった、大成出来なかった所以なのかもしれませんね。
田中祐氏の顔写真はある?
田中祐氏は一般人なので、写真は公開されていませんでした。
祐氏の兄、つまり田中角栄氏の長男である田中京氏は、以前は神楽坂でバーを経営していたり、今でもYouTubeに出演したり、一般財団法人「田中角栄平和記念財団」の代表をしています。
こちらは、田中京氏が出演している動画ですが、角栄氏と似ています。
弟である田中祐氏にも、父である田中角栄氏の面影があるかもしれないと思いました。
田中祐氏が取締役を務める「角栄国際株式会社」
田中祐氏について調べていたら「角栄国際株式会社」という会社のホームページサイトを見つけました。
2021年4月20日付で、
「令和3年4月 角榮国際株式会社を設立いたしました。
各界関係者も皆様ならびにご賛同者の皆様に御礼申し上げます。
引き続き、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。」
とありますが、代表取締役は酒谷高志氏、取締役は田中祐氏と、王正偉氏です。
業務内容は、
ライセンス業務
著作権や知的財産権の使用に関して、使用者・所有者と共に協力して展開していきます。
コンサルティング・M&A業務
食品・医薬品・アパレル・不動産など、あらゆる業種のサポートを全て私達が直接交渉を行います。
留学生斡旋業務
海外で認可されている機関と共同で、日本への留学生の受け入れ先を確保いたします。
ライセンス業務、コンサルティング・M&A業務、留学生斡旋業務ということで、具体的にどんな事業をする会社かよくわかりませんが、トップに田中角栄氏の写真を使い、取締役に角栄氏の次男である田中祐氏を据えた会社が出来たばかりのようです。
田中祐さんというのは、同姓同名の人がいそうな名前ですが、わざわざ角栄国際株式会社の取締役にするのですから、角栄さんの次男の田中祐氏で間違いないですよね?
今のところ、生活保護を受けているぐらいですから、角栄国際株式会社から田中祐氏に利益は還元されていないということです。
もしかすると、この角栄国際株式会社の事業がうまくいけば、田中祐さんは生活保護を受け取らなくても生活できるようになるのかもしれませんね!
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