五輪組織委が文春に回収求める抗議した理由は?ボツにしたプランをパクったから!

東京五輪組織委画像 スポーツ
スポンサーリンク

東京五輪・パラリンピック組織委員会が、週刊文春と文春オンラインに掲載誌回収を求める抗議をしました。

週刊文春と文春オンラインが掲載したのは、五輪組織委が解雇したMIKIKO先生が作った開会式のプレゼン資料です。

五輪組織委は、自らボツ案にした開会式の脚本が公開されることにどんな不都合があるのでしょうか。

まさかとは思いますが、MIKIKO先生の開会式ボツ案をパクろうとしてたから?

さっそく調べてみましょう。

五輪組織委が文春に抗議のあらまし

五輪組織委は、週刊文春と文春オンラインに対して「演出内容は気密性の高い秘密情報」だと抗議しています。

そもそもMIKIKO先生を解雇したのは五輪組織委で、MIKIKO先生の開会式演出プランはボツになり、日の目を見ないはずのものでした。

ボツになったプランが公表されても困ることはないはずなのに、五輪組織委が文春に「掲載誌回収」とまで言い出したのはどうしてなんでしょう?

本大会の開会式の演出内容は、開閉会式の制作に携わる限定された人員のみがこれにアクセスすることが認められた極めて機密性の高い東京2020組織委員会の秘密情報であり、世界中の多くの方に開会式の当日に楽しんでご覧いただくものです。

開会式の演出内容が事前に公表された場合、たとえそれが企画の検討段階のものであったとしても、開会式演出の価値は大きく毀損されます。加えて、東京2020組織委員会には、様々な代替案を考案するなど、多大な作業、時間及び費用が掛かることになります。このように開閉会式の内容を広く公表しようとする行為については、東京2020組織委員会の秘密情報を意図的に拡散し、東京2020組織委員会の業務を妨害するものであり、株式会社文藝春秋に対しては、書面で厳重に抗議を行うとともに善処を求めました。

引用:TOKYO2020

「世界中の多くの方に開会式の当日に楽しんでご覧いただくものです」

MIKIKO氏の企画案はボツにされたのに、どうやって世界中の多くの方に開会式の当日に楽しんでご覧いただけるんですかね?

「開会式の演出内容が事前に公表された場合、たとえそれが企画の検討段階のものであったとしても、開会式演出の価値は大きく毀損されます。加えて、東京2020組織委員会には、様々な代替案を考案するなど、多大な作業、時間及び費用が掛かることになります」

これはつまり、「企画の検討段階のもの」が、開会式演出に使われる予定だったのに、使えなくなったじゃないか!これから代替案を作らなきゃならないじゃないか!という抗議に見えますが、違うんでしょうか。

五輪組織委が文春に抗議した理由は?

五輪組織委が文春に抗議した理由を考えてみると、答えはひとつしかありません。

これから実行される東京五輪開会式の脚本やプランは、もちろん公表されていませんが、そこにMIKIKO先生のアイデアが流用されている、つまり解雇したMIKIKO先生の脚本をパクった開会式をやるつもりだったから、ではありませんか?

MIKIKO先生の開会式案は、国際オリンピック委員会IOCにプレゼンして絶賛されています。

開幕をほぼ一年後に控えた2019年6月に、オリンピック組織委員会が演出メンバーの一員だったMIKIKO先生を執行責任者に起用しました。

IOCへのプレゼンまで2か月しかないその時点で、開会式のプランは白紙同然でした。

MIKIKO先生は不眠不休で企画を練り上げて、開会式の構成から演出、キャスト、衣装までのプレゼンをして、IOCから絶賛されているのです。

そのすばらしい開会式のプランを、MIKIKO先生が心血を注いで作り上げた開会式案を、なぜか五輪組織委は捨てているのです。

MIKIKO先生はなぜ文春に開会式案を渡したのか

MIKIKO先生の開会式プランは国際オリンピック委員会IOCにも絶賛されていたのに、MIKIKO先生は解雇されて、そのプランはボツになりました。

MIKIKO先生が知らないうちに佐々木宏氏が責任者になっていたからです。

もし、MIKIKO先生が文春に開会式案を渡して公表させなければ、どうなっていたでしょうか。

MIKIKO先生の開会式案をパクった開会式が行われても、誰にも気付かれずに終わったでしょう。

開会式案が公表された今、東京五輪の開会式を見れば、MIKIKO先生のアイデアがパクられているかどうか、誰の目にも明らかになります。

MIKIKO先生にすれば、大事に作り上げた開会式のプランに日の目を見せられなかったことは、どれほどか残念なことだったに違いありません。

せめて文春で公開させて、そのプランがどんなに素晴らしいものだったかを公表したい気持ちと、もしも一部でもパクられている部分があったときに、わかるようにしておきたい気持ちがあったのでしょう。

だからMIKIKO先生はボツになった開会式案のすべてを文春に託したのだろうと思います。わたしがMIKIKO先生ならそうします。

五輪組織委の抗議に文春はどうする?

五輪組織委の抗議に文春はどう対処するでしょうか。

文春側は、抗議も想定内の出来事でしょう。

週刊文春の回収は事実上不可能で、五輪組織委が火をつけた炎上で週刊文春は売れ、文春オンラインを見に行く人も増えますよね。

五輪組織委はMIKIKO先生に訴えられるのでは?

五輪組織委は、文春に掲載誌の回収を求める抗議をしましたが、もし開会式にほんの一部でもボツにしたMIKIKO先生の開会式案、アイデアが使われていたらどうなるでしょう?

五輪組織委がMIKIKO先生から訴えられる事態に進展しそうですね。

「警察に相談の上、守秘義務違反を含め、徹底的な内部調査に着手」と五輪組織委は言っていますが、徹底的な内部調査はぜひお願いしたいです。

五輪開会式をめぐる、この不透明でややこしい事態の説明責任が、少なくとも五輪組織委にはあります。

オリンピックを開催するには多額の税金が使われていますから、他人事ではありませんね!

引き続き注視してまいりましょう。

開会式をご覧になる方は、MIKIKO先生のアイデアが盗用されていないか、チェックもよろしくお願いしますね!

 

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました