山口香日本オリンピック委員会(JOC)理事が東京五輪開催可否の判断について「もう時機を逸した。やめることすらできない状況に追い込まれている」と発言して注目を集めています。
森喜朗元東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の天敵とも、わきまえない女代表とも言われた山口香さんなら、ぼったくり男爵にも意見できるのでは?と思いましたが、時機を逸したとは…
山口香理事の経歴や、女三四郎と呼ばれた柔道選手現役時代の成績、気になるシングルマザーの噂も調べてみましょう!
山口香理事、五輪開催「意義ない」と発言
山口香理事の発言は「国民の多くが疑義を感じているのに、国際オリンピック委員会も日本政府も大会組織委も声を聞く気がない。平和構築の基本は対話であり、それを拒否する五輪に意義はない」というものでした。
開催の可否の判断についても「もう時機を逸した。やめることすらできない状況に追い込まれている」と発言していて、強い口調に聞こえますが、おっしゃることはしごくまっとうです。
日本オリンピック委員会(JOC)の山口香理事(56)が19日、東京都内で共同通信のインタビューに応じ、開催に否定的な世論が強い東京五輪について「国民の多くが疑義を感じているのに、国際オリンピック委員会も日本政府も大会組織委も声を聞く気がない。平和構築の基本は対話であり、それを拒否する五輪に意義はない」と厳しい意見を展開した。
柔道の元世界女王でもある山口氏はこれまでもコロナ禍で大会を開催する理由の説明や議論が不足していることに批判的な姿勢を取ってきた。開催可否の判断については「もう時機を逸した。やめることすらできない状況に追い込まれている」と憂慮した。
山口さんくらいだね。まともな意見を言ってくれる関係者は。
是非その姿勢を貫いてほしい。
この方は柔道指導者に体罰問題が起こったときも、「やわら」某とは異なり、きちんとした問題意識を持っていた。日本の横へ倣えのスポーツ界でとても貴重な人材だと思う
山口さん、まともなことを言っている。まともな発言が力を持たない今の状況は明らかにまともじゃない
やはり森氏の後任委員長は、山口氏にすべきだったね。
政治と距離を置く人物だからこそ、
スポーツの祭典たる五輪組織委員長に選ばれるべきだった。
この方なら、ぼったくり男爵にも堂々と物申すことができたのでは?
止めれないとこまで引っ張れた、政府の狙いはそこだったんだろうね。もう議論も何も関係ないやるしかないって感じで強引にやるんだろうね
山口香氏は柔道のスター選手だった
山口香氏は柔道選手として金メダルも獲得したスター選手で、その技の切れ味の鋭さから「女三四郎」とも呼ばれました。
有名な漫画 『YAWARA!』(浦沢直樹原作)の主人公である猪熊柔のモデルとしても広く知られていて、劇場版作品には本人役での出演も果たしています。
柔道選手としての山口香さんの経歴は、じつに華々しいものです。
中学時代の1978年、12歳で『全日本体重別選手権』のタイトルを獲得してから、1987年までの間なんと10連覇しています。
その間の1984年には『第3回世界選手権』で優勝、19歳にして世界の頂点に立ちました。
1988年のソウル五輪では銅メダル、そして翌年1989年に筑波大学大学院体育学修士課程修了が決定すると、現役引退を表明しました。
山口香
(やまぐち かおり)89年に柔道選手を現役引退
生年月日:1964年12月28日
年齢:54歳
星座:山羊座
出身:東京都豊島区学歴
筑波大学体育専門学郡卒業
筑波大学大学院体育学研究科修了経歴
1978年 12歳で全日本女子体重別選手権優勝
(78~87年まで大会10連覇)
1984年 18歳で世界女子柔道選手権優勝
1988年 22歳でソウル五輪銅メダル獲得引用:PASONICA JPN
山口香理事は昨年の五輪延期も真っ先に発言していた
そんな山口香理事は、昨年の3月の時点で「アスリートが十分に練習できていない状況での開催は、アスリートファーストではない。延期すべき」と発言しています。
開催国のオリンピック委員会の理事からも、今夏の開催への異論が出始めた。山口氏は「世界中で正常な生活が送れない状況がある中で、7月に開催して誰が喜ぶのか」と指摘。その上で「コロナウイルスとの戦いは戦争に例えられているが、日本は負けると分かっていても反対できない空気がある。JOCもアスリートも『延期の方が良いのでは』と言えない空気があるのではないか」と話した。
引用:朝日新聞
この発言に対して山下泰裕JOC会長は「不快感をあらわにした」と報じられましたが、その時点ではまだ何も決まっていなかった東京五輪の開催が延期と決まったのはご存じの通りです。
森喜朗元東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の「話の長い女」発言のときには「それは山口香さんのことでは?」と取り沙汰されるほど、忖度なしにはっきりモノを言う山口さんの態度は、一部では疎ましがられ、恐れられているようです。
山口香さんが、なぜそこまでハッキリと物怖じせずにずばずば発言できるのか、その背景が気になりますね~!
山口香さんシングルマザーの噂
そんな山口香さんには、息子さんが一人いらっしゃるそうです。
プライベートにかかわることですし、山口香さんの結婚や子どものことに関しては公表されておらず、ほとんど情報を見つけられませんでした。
山口さんは引退後、イギリスに留学し、一般企業に勤めるイギリス人と結婚しました。一人息子のママとして距離を置いたところから日本柔道を見つめ直せたんでしょう。
引用:ポストセブン
引退後のイギリス留学というのは、1993年の日本オリンピック委員会在外研修制度で1年間イギリスへ留学のことを指しているのだと思います。
帰国後は武蔵大学人文学部専任講師に就任、1998年には助教授になっています。
一般企業に勤めるイギリス人との結婚が、その後どうなったのかはわかりませんでしたが、一人息子さんはきっともう成人していらっしゃるだろうと思われます。
息子の父である夫をイギリスに残したままなのか、最初から結婚はされなかったのか、それとも離婚されたのかはわかりませんが、シングルマザーとして日本で子育てをされたようです。
真偽はわかりませんが、Yahoo!知恵袋にはこんな回答が寄せられていました。
私もシングルだとなにかで聞きましたが以前はよくお子さんを道場にも連れてきていました、また仕事の出先で山口さんと偶然会い幼稚園に子供を迎えに行くところだと話していました
元世界チャンピオンであるイギリスの二ール・アダムスとイギリス留学中に不倫が云々という噂は大分前から囁かれていたが、NEWSポストセブンには一般企業に勤めるイギリス人と結婚して息子をもうけたと書かれている
山口香JOC理事「国民が五輪開催のリスクを負うことが問題」
山口香JOC理事は「国民が五輪開催のリスクを負うことが問題」とも発言しています。
──受け入れ側には感染対策の徹底が求められます。
「IOCのバッハ会長は『選手の安心・安全は担保します』と言っていますから、アスリートたちにはリスクが少ないかもしれない。でも、五輪後の日本は、どうなるのでしょうか。変異株を含めたウイルスが一気に持ち込まれて、冬に向かって感染が再拡大する可能性も十分に考えられます。そうした事態をみんなが恐れていて、そのことが世論調査『反対8割』として表れているんだと思います。現時点で『開催国・日本の立場に寄り添う』という発想がIOCは希薄です。だから日本も、そのことをしっかりと訴えていく必要があります」
引用:Yahoo!ニュース
同じインタビュー記事の中で、「選手を送り出す国にためらいはないけれど、受け入れる側は大変なわけです。問題は日本国民であり、五輪を開催することでリスクを負うのは私たち日本国民だということです」とも述べています。
山口香理事は他の多くのJOC理事と違って、スポーツ選手として一流であるだけではなく、子育てを通じてなのか、それとも元々持っておられる資質、賢さなのか、ちゃんと市民感覚も身に付けられていると感じます。
他の理事の発言が世の中の空気とずれていて、どこか浮世離れしているのと比べて、しっかりと地に足を付けた発言であることが国民の支持を集めているのだと思います。
その山口香理事が、開催可否の判断については「もう時機を逸した。やめることすらできない状況に追い込まれている」と発言している事が気になります。
一般国民にはなすすべもありませんが、山口香理事に注目していきたいと思います。
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