山田真貴子氏が入院により内閣広報官を辞任したことで、山田氏の退職金の金額はいくらなのか、それでも満額が支払われるのか、注目を集めています。
山田真貴子氏は入院中ですが、入院したのが2月28日、辞職は3月1日なので3月分給与は全額支払われる、という報道があり庶民の感情を逆なでしてしまいました。
山田真貴子氏に支払われる退職金の金額はいくらぐらいなのか、果たして満額が支払われるのか、調べてみました!
山田真貴子氏の給与額・年俸はいくらだったのか
山田真貴子氏の内閣広報官としての給与は、「自主返納」として給与の6割を返納したことで広く知られることになりました。
一か月分の給与の10分の6、の金額が「70万5千円」という金額に驚きましたよね!山田真貴子氏の内閣広報官としての一か月分の給与は「117万5千円」と報道されています。
新聞各紙の一面にもその金額は大きく報じられたので、世のお父さんお母さんたちの気持ちを朝から大いに逆なでしました。
この給与を単純に12倍すると1,410万円になりますが、さらに賞与もプラスされるはずですから年収としてはおそらく2,000万円ぐらいでしょうか。
山田真貴子氏の総務省時代の給与額はいくらだったのか
山田真貴子氏が内閣広報官に抜擢される以前は、ご存じのとおり総務省官僚でした。
2020年9月16日に菅内閣の内閣広報官に就任する直前の山田真貴子氏のポストは「総務審議官」であり、これは女性としてはじめての総務省次官級ポストであり、2019年7月5日に就任しています。
それ以前のポストは、2019年7月5日からの「総務省情報流通行政局長」です。
官僚の年収を調べてみると、所属する省庁で違いがありますが、局長クラスだと1,800~2,000万円台、次官級だと2,500万円にもなるそうです。
とはいえ、山田真貴子氏の場合は次官級ポストである総務審議官を退官して、内閣広報官に就任しているので、この抜擢によって年収が下がったというのは考えにくいですね。いえ、もしかあすると、その後の天下り先など考えると内閣広報官の方が…という計算が成立する可能性もありますね!
野次馬根性的に興味深くはありますが、個人情報でもありますから公表されることはないでしょう。
山田真貴子氏は総務省退官で退職金を受け取っている
山田真貴子氏は2020年に総務省を退官して、内閣広報官に就任しました。
この退官のときに、山田真貴子氏は退職金を受け取っていると思われます。そのときに受け取った退職金の金額は、次官級クラスの退職金ということになるので、7,500万円ほどでしょう。人事院で公表されている59歳事務次官退職金モデルには7,594万円と記載されています。
内閣広報官というポストは、中央省庁再編の機会に内閣官房に創設されたポストで、国家公務員法の適用を受けない特別職の国家公務員という身分です。
「国家公務員法の適用を受けない」というのは、政治など三権分立に関わる公務員であるという意味で、試験を受けて採用されるのではなく、総理大臣などから任命される職です。
この特別職の国家公務員には退職金制度はあるのでしょうか?
国家公務員の退職手当
特別職の国家公務員も、一般職の国家公務員も、同じ国家公務員の退職手当制度の適用者になります。
ご覧のとおり、勤続年数1年未満で自己都合退職する場合は、退職日の俸給月額に0.6を乗じて算出されます。
山田真貴子内閣広報官の俸給月額は「117万5千円」でしたから、これに0.6を乗じて70万5千円が退職金の金額になります。
山田真貴子氏の退院後は?
山田真貴子氏の病状も入院先も伏せられたままですが、「2週間の入院加療が必要と診断された」ために辞職したので、二週間後には退院してくるはずです。
退院後に山田真貴子氏がどうするのか、国会に承知されて証人喚問を受ける可能性はあるでしょうか。
菅首相の長男、菅正剛氏の7万円接待が報じられて、結果的に病気を理由で退任してしまった山田真貴子氏ですが、「女性で初」の肩書をいくつも持つ女性でした。東北新社に天下りしたりせずに、新たな「女性で初」を見せてほしいと祈ります。
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