給付金10万円を、新型コロナの影響で生活困窮者になっている人を対象に、追加で支給する法案が提出されました。
実現すれば、該当者ひとりあたり10万円の特別給付金が支給されます!
生活困窮者限定であるところが気になりますが、この生活困窮者の定義にあてはまるのはどんな人でしょうか?
対象者はおよそ2,700万人ということなので、もしかするとわたしもあてはまる?と思いませんか?
さっそく調べてみましょう!
生活困窮者に10万円給付を野党共同で法案提出
この「生活困窮者に10万円給付を野党共同で法案提出」というタイトルのYahoo!ニュースには、すでに6千近いコメントが付いています。
新型コロナウイルスの影響で大幅に収入が減るなど生活に困窮する人を対象に1人10万円を支給する法案を、立憲民主党などが共同で提出しました。
立憲民主党など野党3党は、新型コロナで大幅に減収した人が出ているほか、この年度末には倒産や解雇の急増が予想され、新たな支援策が必要と指摘。3月1日に提出した法案では住民税の非課税世帯や生活に困窮する世帯に限定し、1人10万円の特別給付金を支給するとしています。
対象者はおよそ2700万人、必要な予算は2兆7000億円と想定され、野党側は来年度予算案を組み替えて財源を確保するよう主張しています。
引用:Yahoo!ニュース
気になるのは、「対象者はおよそ2700万人」というところです。国民のおよそ4人に1人という計算になりますが、その「生活困窮」の基準、線引きの基準はどこにあるんでしょうか?
「具体的な給付の対象は、住民税の非課税世帯や、感染拡大の影響で大幅に収入が減った人」
が対象者となり、その数はおよそ2700万人である、と説明されていますが、具体的には「住民税の非課税世帯」しか説明されていません。
「感染拡大の影響で大幅に収入が減った人」の基準は検討されているはずです。仮にも基準を設定しているから「2700万人」という数字が出てきているんですよね。でも、こちらは現時点ではまだ公式には説明されていません。
与党内でも10万円支給案が浮上している
与党内でも、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた生活困窮者を対象とした給付金の支給案が浮上している、とロイターが報じています。
政府・与党内で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた生活困窮者を対象とした給付金の支給案が浮上している。現在国会で審議中の2021年度予算案成立後の4月以降の取りまとめを目指す。昨年一律に支給された給付金は富裕層にも配られたことなどから政府内には慎重な意見もあり、今回は対象を限定したい意向だ。複数の関係筋が1日までに明らかにした。
引用:ロイター
政府与党内でも給付金支給案が浮上している、と書いていますが対象を限定する、とのことです。
2700万人という数字は、与党内では出ていない可能性もありますね。
一方で、加藤勝信官房長官は特別定額給付金の再度の配布について、その考えは持っていないとの見解を示しました。
どっち?!と思ってしまいますが、ここで官房長官が「特別給付を考えている」などと発言してしまうと、もう決定したかのように報道されるので用心した、と考えていいと思います。
菅政権は支持率も下がり青息吐息ですから、特別給付金のウワサだけが出回って、じっさいには給付しない選択をする、というのはちょっと、だいぶ勇気のいることになっていると思いますよ。
10万円支給対象者は2700万人
2700万人の生活困窮者がいるという試算の根拠がわからないのですが、それにしても、国民のおよそ4人に1人が生活困窮者である国家、というのは大丈夫なのかなぁ、というのが素直な感想です。
住民税非課税世帯と、新型コロナ感染拡大の影響で大幅に収入が減って困窮している人が2700万人。
そして2020年にひとり一律10万円を支給したときの補正予算が総額約12兆9000億円で、今回の生活困窮者限定支給の予算は2兆7000億円。
ここで特別給付金を一律給付ではなく、線引きをして一部の人だけに支給しようとすると、どこに線を引いても、その線からはみ出した人に大きな不満が残るだろうことは簡単に予想がつきます。
ここは政府与党も肚をくくって、もう一度、一律給付をするのがよさそうです。
「生活困窮者に10万円給付を野党共同で法案提出」というタイトルのYahoo!ニュースのコメント欄は、「なぜ一律給付にしないのか、苦しいのはみな同じ」「納税者です。きちんと税金払ってるのに。課税者でも生活は苦しい」「不公平感が出ないように一律給付がいい」といったコメントが並んでいて圧巻です。
まもなく、生活困窮者の線引きも発表されるでしょうが、どこに線を引いたとしても、どうしても不満が残ってしまうやり方は、うまいやり方ではないと思いますよね~。一律給付に舵を切ってもらいたいですね!
線引きが発表されたら追記していきます!
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