黒川検事長が略式起訴に!賭博罪で有罪なら罰金刑はいくら?

黒川弘務元検事長 政治経済
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黒川弘務・元東京高検検事長(64)が賭博罪で東京地方検察庁から略式起訴になりました。

賭けマージャンで略式起訴になった黒川元検事長は、有罪になっても罰金刑ですが罰金はいくらでしょうか?

罰金を払って前科がついて一件落着となるのでしょうか。

さっそく調べてみましょう。

黒川弘務・元東京高検検事長の賭けマージャン事件

略式起訴になった黒川弘務元検事長ですが、賭けマージャンで賭博罪に問われる検事長というのも前代未聞のうえ、おりしも新型コロナによる緊急事態宣言中であったことが問題視されました。

麻雀卓を囲んでいたのが産経新聞記者や朝日新聞社社員だったことで「接待マージャン」であった疑いも持たれました。

黒川元検事長に対する賭博罪での略式起訴では、マージャン仲間であった黒川氏以外の3人については不起訴になりました。

告発内容は、黒川氏ら4人は常習として5月1日と13日、産経記者の自宅で、マージャンをして金銭を賭けていたというもの。1回で現金のやりとりは数千円から2万円程度だったと指摘。4人は3年前から月に数回、同様の賭けマージャンをしていたとした。

その上で「常習性は明らかで、賭け金も多額だ」と指摘。4人はいずれも「高度の倫理観を維持して、社会に範を示し、法律を遵守(じゅんしゅ)すべき立場にあることからすれば、違法性は極めて高い」と主張している。

引用:朝日新聞

黒川元検事長は常習賭博罪じゃなくて単純賭博罪?

黒川元検事長は、新聞記者らと月に数回も麻雀卓を囲んでいた、と報道されていますが、略式起訴の内容は「単純賭博罪」です。

賭博罪には「単純賭博罪」と「常習賭博罪」があります。

単純賭博罪の場合は「逮捕されても身柄拘束は長引かず、罰金を支払って刑事事件が終了する場合もあります」と解説されています。

回数に関係なく賭博行為をした時点で単純賭博罪に該当します。たとえ初めてであっても、客として違法パチスロ店を利用したような場合には、単純賭博罪の容疑で現行犯逮捕される可能性があります。

犯罪行為の内容が比較的軽微な場合は、逮捕されても身柄拘束は長引かず、罰金を支払って刑事事件が終了する場合もあります。

引用:刑事事件弁護士ナビ

一方で常習賭博罪については、3年以下の懲役刑が用意されています。

常習的に賭博行為をした場合は常習賭博罪に問われます。常習的に行っているという性質上、単純賭博罪よりも悪質性が高く、より重い罰則が設定されています。

3年の間、月に数回も賭けマージャンをしていた黒川元検事長が、「常習賭博」ではなく「単純賭博」で略式起訴になったのはなぜなんでしょう。身内に甘いとかそういうことなんでしょうか。

常習賭博罪は、「単純賭博罪よりも悪質性が高く、より重い刑罰が設定されています」そうですけどね。

単純賭博罪で有罪になったら最大でも罰金刑ですが、罰金はいくらなんでしょうか。

略式起訴と言う軽微な扱いになったようだけど、倫理上は重大な過失であり、その認識は変わらない。

検事長の資格のない人材が、その任についていた。余人をもって代え難い人材と言って、重用しようとした自民党の責任は大きい。

略式ということは、裁判は非公開。

罪そのものの程度を鑑みれば、懲役刑ではなく、略式起訴で罰金科料が妥当ではあるのですが…

残念ながら、この事件の真相は、これ以上明らかになることはないでしょう。なぜ現役の検察・司法担当記者でない新聞社員が麻雀に駆り出されたのか。説明責任はうやむやなまま、幕引きということでしょう。

単純賭博罪の罰金はいくら?

黒川元検事長が略式起訴で有罪になったら、罰金はいくらなんでしょうか?

賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

引用元:刑法第185条|e-Gov

50万円ですって。50万円!!!

黒川元検事長は、有罪でも50万円の罰金を支払ってしまえばそれで罪を償ったことになって一件落着になるんですね。正直、50万円の罰金を支払うぐらいは痛くも痒くもないでしょう。

すでに辞職している黒川元検事長、退職金も受け取って辞めていますからね。

黒川弘務元検事長が2020年6月に受け取った退職金は「やや減額されて5900万円」とされています。

黒川検事長が略式起訴になったのに記者は不起訴

黒川元検事長は単純賭博罪で略式起訴になりましたが、一緒に賭けマージャンをしていた産経新聞記者や朝日新聞社社員は、現時点では実名報道もされておらず、不起訴になりました。

単純に不公平に見えますが、不起訴の理由は明らかにされていません。

いったんは4人とも不起訴処分になりましたが、検察審査会が「黒川氏は起訴すべき」と議決したために黒川氏だけが略式起訴になったという経緯があるので、一歩前進と評価することもできますが、なんだかモヤモヤしますね。

記者たちが、いったいどんな動機で黒川氏と賭けマージャンを繰り返していたかは不問のまま幕引きとなるのでしょうか?

 

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